SNSの発達で、人と人とがつながりやすくなった。つながりの中で消費も生まれるようになり、今やSNSはマーケティングにおいても重要な意味を持つようになった。マーケティングは消費者の生活と共にあるものだから、消費者のライフスタイルが変われば当然マーケティングにも影響は出てくるんですよね。
簡単につながるって事がどうしても好きになれない
ただ、つながりやすくなったことで、ひとつひとつのつながりが薄くなってきているともいえます。いや、これはその人次第ではあるんだけど。自分の価値観として、簡単につながるってのはどうしても好きになれない。
大前提として、僕は失顔症です。失顔症とは、人の顔が認識できない失認。正式名称を相貌失認といいます。
人の顔が認識できないので、僕は声や服装、話してる内容で人を区別してます。これ、結構大変なんです。なので、ひとりひとり丁寧につながっていかないと、誰が誰だかわからなくなるんです。
そんな状況の人に会って、ほとんど話さずに「つながりましょ~!」とか「出会いに感謝!」とかってもはや困難以外の何物でもない!
でも大丈夫です。知らなかったらそうなっても仕方ありません。だから、僕が言いたいのはそれにNOと言った時に怒ったり、必要以上に傷ついたりしないでほしいということが言いたいのです。
僕の価値観を知った時に、それでも強制してくる…もはやそれは暴力です。つながりの暴力。当たり前にそこを求めるのはもう考えてもいいんじゃないか?
急がずにゆっくりとつながっていけばいいと思う
100人の集まりに行ったとして、つながるのはせいぜい3人くらいでいいって感覚。失顔症でなくても、人にはキャパってものがあるわけで、覚えられない人とつながっても意味ないと思うんですよね。これは僕の価値観です。
facebookもそうです。友達申請を受けなかったからといって仲良くなりたくないと言ってるわけではない。
そんなに急がなくてもよくね?と言ってるだけ。
まずつながってから…という言い分もわからなくはないけど、経験上そういう人で人を大事にしてる人にあんまり会ったことがない。会ってすぐにfacebookを交換しませんか?って言われるのも違和感でしかない。
人がコミュニケーションを取れる数には限界があるし、無意味に数だけ増やすと薄っぺらいものにしかならない。そのくらいぼくはつながった人のタイムラインは見れる限りは見たいと思ってる。
簡単につながれる時代だからこそ、簡単に人は離れていく
僕は控えめにいっても人より発信をしている方だと思う。だから相手からしてみるとわかってるのかもしれない。だけど、僕から見たらわからないって事はあるわけです。発信を見てくれるのは嬉しいけど、そこは理解してもらえたらなぁといつも思う。
ぼくは発信で自分をしっかり見せてるつもりだけど、あなたはどうかな?
双方向でないとそこに温度差はある。簡単につながれる時代だからこそ、簡単に人は離れていく。もっと丁寧につながってもいいんじゃないかと思う。それだけなんだけど伝わらないかなー。
フォローして発信見てくれるのは嬉しいし、Twitterはもっと気軽にやってる。フォローされたアカウントの向こうに人が見えたらフォローは返してる。イベントも各地でやってるし、オンラインサロンも間口として設けてる。オンラインサロンメンバーとはもちろんキチンとつながりたいですよ。本気を見せてくれてるわけですからね。
有料無料なんて関係なく、つながる人とはつながってる。ただ、雑なのは嫌なだけ。そういう人は雑につながって、雑に離れてくから。
こう言えるのも、結構いろんな経験してきたんですよねー。全員が全員とは言わないけど、簡単につながろうとする人ほど簡単に離れていく。そういうのって地味に傷つくんですよね。いや、ほんと無くてもいい傷つきかた。
だから、僕はそこに対して丁寧でありたい。もちろん、つながりが丁寧だからといっても離れていく人は離れていきます。そこは自己責任。自己責任である以上、決めるのは自分。それだけの話です。
これを言うと、おもしろい事に反応がふたつに分かれるんだよな~。偉そうなこと言うな!って怒る人と、そうか、この人はつながりに対して本気なんだ!って思ってくれる人に分かれる。
ひどい人になると、メッセで暴言まで伝えてきます。誰だよって感じなんだけど。
時間は有限。ぼくは常に本気なんで、そこだけよろしくお願いします。
大人たちにセミナーを終えた後は、学校終わりの子供たちにSNSの質問について答える。驚くべきことにもうバリバリTwitterやってる子もいるんだね。反面、SNSは怖いと刷り込まれてる子もいる。この辺難しいけど、自分の感じてることを素直に伝えました。子供たちの未来が明るいものでありますように! pic.twitter.com/PBVhmuG0wA
— わいざん|健康第一 (@yzan_travel) September 19, 2018
子供たちからのSNSの質問について答えるぼく
次世代は当たり前にSNSがあるなかで育っていく。この子たちはどんな価値観になるんだろうな~。