今日は湯原温泉から大山へ。高速を使えば30分くらいで行けます。大と海が一望できる大自然に囲まれて、ちょっと旅人になった気分を味わってきました。
秋の雨が降った後だったので、森の中はひんやりと。大山という地に惹かれて、東京からやってきたという女性が森の中で営んでいるというスープ屋さんに来てみたけどお休みでした。休みにして店内で絵本を描いてらっしゃるそう。スープは味わえなかったけど、この森の中を感じれただけで充分。たまにはこういうところで頭を休めるのも必要だなって思いましたね。
このお店の入り口はこんな感じ。ほぼ、森ですね。この雰囲気…たまらないでしょう。右側に建物もキチンとありますが、天気のいい時はこの森の中のテラス席でスープを味わうことができるらしい。スープの写真なくても行きたくなるでしょ。
ただ、驚くべきことに商工会の人が来て、この看板があまりにみすぼらしいから助成金を使って新しいのに直しましょう!と提案されたそうです。世の中にはどうしても理解できないことがいくつかありますが、これもそのひとつ…何でもかんでも新しいものにすればいいと思ったら大間違いでしょ。
この森はほとんど手が入ってません。無駄なものが全くない。スープも近所でもらった野菜を煮込んで作る週替わりのスープが1品だけ。気の向くままに営業されてて、余計なものはなにもないです。でもそれがいい。変に看板や椅子、テーブルを新しくして、らしくない姿になってしまったらおもしろくないと思いませんか。
この店の、この形が好きだっていうお客さんにだけお囲まれてやっているんだと思います。変に看板をキレイにしたりして背伸びしたりしない。違った要望に無理に合わせようとしてないから、すごく幸せそうな雰囲気を感じました。
これ、お店だけじゃなくて人もそうだと思うんですよね。自分と違うものに無理に合わせなくていいと思うんです。最近、さらにそう思います。それができないのは、結局のところ嫌われるのが怖いから。嫌われると生きていけなくなるんじゃないかって不安だから。
こんな事言ったら嫌われるよな…だから我慢しよう。我慢して無理な要望にも笑顔でこたえよう。嫌な事を言われても、大人げないと思われたら嫌だから笑っておこう。そんなことでグチグチ言ったら器が小さいやつだと思われたら嫌だから何も言わないでおこう。
いい人に見えて、全部自分を偽ってますよね。そりゃ、器が大きい人間になれたらどんなにいいか。僕もつまらないことでイライラすることもあるし、うまくいかない時は悩むし、人と比べて落ち込むこともある。
でも、そこで変にいい人ぶって自分をよく見せようとするってのはもうやめようと思う。そんな風に生きてると、文句を言ってくる人も出てきます。「僕はこういう事をされたら嫌だ」と言ってるだけなのに、あたかもそれは悪で、それを我慢するのが正義だと言わんばかりに言ってくる人がいる。
そう言われても、これが自分なんだからもうしかたない。我慢は先に我慢した方が悪い。だってそれでOKなんだって周りは思っちゃうから。察してくれなんていう願いは届きません。できないことはできない、無理なものは無理とちゃんと言わないといつまでも続きます。
正確には、無理してるあなたが好きな人が集まってきます。そんな人たちは、あなたが勇気を出して自分らしく生きようとしたら華麗な手のひら返しを見せ「そんな人だとは思わなかった」と言って去っていきます。ここまで我慢してきたのに!と叫んでも無駄です。我慢してるからそんな人たちに囲まれてしまったんです。
SNSで最も避けたいのは背伸びした発信。その時はいいけど、自分のマックス値に対して集まってきた人に囲まれて送るSNSライフは地獄ですよ。ゆるやかに自分を発信して、それでもいいよって集まってきてくれる人を大切にしましょう。そしたら自然に自分の知らない120点の部分が出てきますから。#yzan思考
— わいざん|戦国モード突入 (@yzan_travel) October 16, 2018
背伸びした自分に集まってくる人に囲まれて生きていくのは地獄。SNSは、言葉が中心の仮想空間だから、偽りのよく見られようとする発信に集まってくる人に囲まれて生きるのは地獄です。で、SNSをやめちゃう。もったいない。
何も失うものなんてないでしょ。自分がそう感じたら、例え世間的にはつまらない、器が小さい事でも一旦は受け入れるしかない。その感情を味わい尽くしたら、ようやく何も感じなくなって次にいける。それが成長です。そこでカッコつけたら成長はない。いつか耐えれなくなって終わり。そういうのを僕は自分と僕の周りの大切な人に望んでない。
大山の大自然に囲まれ、改めてそんな事を思いました。行き過ぎた要望を聞いてしまうと、終わりの始まりな気がしてならない。ただ、自分の発言や行動は自分の大切な人にとってプラスになるものでありたいと。そこだけは大事にしておきたい。ただ、そんな事は言わなくても背伸びせずに生きてて集まってきてくれる人は不思議とわかってくれてるんだよなぁ。