3日間の東京滞在を終え、広島に戻ってます。友人のスタイリストに2020年の新スタイリングをしてもらったり、Radiotalk本社に行ったり、セミナー、DJ出演と充実した濃い3日間でした。
2020年は藍染めを卒業してカラフル&POPで行く予定。まだ完成じゃないよ!
今回のブログはDJ出演したぴょんぴょんNightについて振り返っておきたいと思います。
ぴょんぴょんNightとは、主催者のかめぴょん(@kamepyon529)がぴょんぴょん跳ねたいからという理由で開催が決まったイベント。素人のDJイベントです。
僕も悪ノリでメインビジュアルに顔を出させてもらったりしました
僕もそれなりにDJとしていろんなイベントに出演経験があります。それらと比較してこのぴょんぴょんNightを語るのはダサいと思うので、あくまでぴょんぴょんNightにフォーカスした感想を伝えたいと思うのですが…
ひと言でいうとめちゃくちゃいいイベントでした。素人イベントの悪いところを最大限に消し、素人イベントのいいところをピョーーーンって伸ばしたようなイベントでした。すごかった。
大成功と言って決して大袈裟ではないと思います。
主催してくれた3人に改めて感謝!
出演者の全てクオリティ高く、見所も満載でしたが…何より成功のポイントは主催のかめぴょんが全てをリスペクトしていた姿勢の現れだと思います。
DJわいざんで出演した僕は演者としてそう感じました。最大限、演者に気持ちよくやってもらおう、お客さんに心地よく楽しんでもらおう。会場のスタッフさんに迷惑かけないように節度を守ろう。
当日の進行も務めるかめぴょんと超絶カッコよかったDJタッキー
そして、自分も楽しもうという4方向への気配りがビシビシと伝わってきました。
彼は開催までに60本ブログを書きました。そこには、演者の紹介はもちろん、スタッフの紹介など。あらゆる角度から書いたそのブログはぴょんぴょんNightという知名度の全くないイベントを、来てくれるお客さんに立体的に伝える充分すぎる内容でした。
僕は知っています。イベントの成功の鍵はクオリティはもちろんなんですが、お客さんが「どんなイベントなのか?」「見どころはどこなのか?」を予め認識して来ていることが重要だと。
素人のイベントでよくあるのが、目当ての演者だけ見て、それ以外はスルーというパターン。これね、そりゃ仕方ないと思うわけですよ。だって知らないものに興味を持てという方が無理。
そして集客は「知り合い」が中心になるわけだから、見たい演目は人によって偏りますよね。これがどうしても起こるのが素人のイベントだったりする。優しい人は付き合って見てるけど、それだと熱狂は生まれにくい。
そこをブログでカバーして、事前に「この人はこんな人で、ここが見どころなんだな」ってところをカバーしたというのが大きいでしょう。
イベント最大の功労者であるかめぴょん photo by 鈴木文恵さん
お客さんの意識がステージに集中してたのは彼の伝える努力の結晶。それはある意味集客よりすごいこと。
その上で、演者は期待値を超えていけば、素人のイベントにも関わらず大きなうねりが起きる。これをやってのけた日だったと思います。
こんなポーズも決めたくなるわ!そりゃ!
事前ブログだけでなく、当日の出演者の呼び込みも彼は丁寧にやってました。最後の最後まで、どんな人がやるか?ここに注目して欲しいということを自分の言葉で伝えてました。
これがお客さんと演者へのリスペクトだと思います。
ぴょんぴょんNightのタイムテーブル
DJわいざんは二番手での出演でした。僕もそれなりに経験があるので、今回1番気にしたのは「2番手出演という立場で、どこまでアゲるか?」ということです。
イベントには流れがある。今回の見どころは、かめぴょんの奥さんである嫁ぴょんが歌うところと、トリでDJに初挑戦するDJまえしーのところが見せ場ってのが事前にブログを読んでればわかります。
かめぴょんがタイムテーブルを僕に伝えて来た時、2番手だったから「なるほど。イベントの空気を作って欲しいんだな」と捉えました。
2年半もDJやってると求められる役割も考えるようになります
そうなると、「程よく空気をほぐす」くらいでやろうと初めは思ってました。僕がインパクトを残すより、ぴょんぴょんNight全体が嫁ぴょんのところでピークを迎えれるようなイメージですね。
ところがですよ。
僕が東名阪ツアーで300人動員できないとDJをやめるって宣言してしまったから、話が若干違ってきました。要は、2番手に求められるパフォーマンスをしてしまうと、初見のお客さんが「DJわいざんってこんな感じね」って思っちゃうってこと。
うーん、これはどうしようかな…とはいえ、人のイベントだし、ここは24日のことは忘れて役割に徹しようと腹を決めてたら、かめぴょんは、それを察したのかノリなのか…真意はわかりませんが開始前の僕にこう言いました。
「人のイベントだから役割を果たすとか気にせずに、思いっきり自由にぶちアゲちゃっていいっすよ」
ぼくの一番好きなかめぴょんの写真
これを聞いた時、僕はめちゃくちゃ気が楽になった。腹は決まった。2番手だけどクライマックスのようにぶちアゲてやろうと思った。こんなことするとプロのイベントだったら怒られかねないです。でも、かめぴょんはやらせてくれた。
だってかめぴょんは僕がDJを続けることを応援してくれてるから。24日のチケットも買ってくれて、この日も「これでDJわいざんを知って、24日につながる人が出てきたら嬉しいですね」ってメッセンジャーで言ってくれてる。
だったらやるしかないだろう、と。
地域の祭りで数万人を熱狂させたパフォーマンスをこのライブハウスでやる…!
当初はやる予定のなかった曲も入れ、セトリを変更して全力でパフォーマンスさせてもらいました。トリでやるようなパフォーマンスをやりました。ぶちアゲました。
そして、終わった後…かめぴょんは24日の告知とその背景を説明してくれました。なに、この人イケメンなの…?おかげで手売りチケットが10枚売れました。さらに、参加者で「DJわいざん楽しかった」と投稿してくれてる人がたくさんいる。ありがたすぎる。
たくさんの人がチケット買ってくれました。ここに写ってない人もありがとう!
そして、圧巻だったのはその後の嫁ぴょんのボーカルが圧倒的にクオリティが高かったこと。これは正直度肝を抜かれた。ドラム(滝本さん)と琴(えりこさん)も加わってのパフォーマンスは素人のそれではなかった。
プロ顔負けのパフォーマンスを見せる3人…マジでやばかった!
なるほど。かめぴょんは嫁ぴょんとサポートで演奏した2人の実力も信じてのタイムテーブルだったんだな、とわかる。
DJタッキーの本格的なテクニックも、MCケーシーのラップも、山田さんの篠笛も、魔術師バーチーの超魔術も、かめぴょんの息子のソロダンスも、弁護士北川さんの漫談もgrow periodのダンスも。そしてトリのDJまえしーも最高だった。全員が期待値を超えて来てた。
本当なら一組づつ紹介したいが、それをやるとブログがボヤけるので紹介に留めておくが、本当に全員すばらしかった。見てて勇気をもらえた。
何より特筆すべきはかめぴょんのDJ。嫁ぴょんの圧巻のパフォーマンスの後、自分のDJでスベって一回会場の空気をリセットしたことは特筆すべき点だと思ってる。
オールドタイプのDJとして、曲だけでフロアをアゲてやるぜ!と何度もブログに書いて、実際にパフォーマンスが始まってその通りになってたにも関わらず…急に中盤から弱々しいMCで自虐に走り、盛り上がってた観客に「オレはスベってる!」「お前ら、オレはスベってるぞ!」と連呼し始めた。
本当にカッコいいDJで普通に盛り上がってました
あの時、僕は「あれ?盛り上がってるのに何で?」と思ったけどそれは素人考え。
イベントの空気を一回クールダウンして、後半に山場を持ってきたかったんだろう。後半は弁護士漫談やパフォーマンスが2回目のダンスチームや初挑戦のDJと、挑戦の意味合いが強いコンテンツになっていく。その前に一回場をリセットしたかったのだろう。
これはDJのテクニックで「チルタイム」ってやつだ。彼は自分の時間をチルタイムに当て、他の演者のパフォーマンスを際立たせたんだ!自分がぴょんぴょんしたくて始めたイベントのはずなのに…なんてやつだよ。
終了後、関係者メッセグループにこんな意見が飛び込んできたが…(笑)
後になって気づく。あそこでかめぴょんもアゲてたら、多分後半は持たなかったろう。あえて会場をクールダウンして、場をコントロールしたんだ…全ては僕が2番目なのにアゲすぎて、嫁ぴょんがそれを超えてしまったから…自分が…サゲるしかなかったんだ。それに気づいた時、僕は泣いた。
謎のダブルピース
DJかめぴょん…すごい男だよ、全く。ぴょんぴょんNight、第二回あったら絶対来たほうがいいと思います。彼は本当に狙ってスベったのか?それとも他に理由があるのか?すべては彼の口から語られるのを待つしかない。
総合エンターテインメントの名にふさわしいショーだった。かめぴょんに乾杯。謎凹みにグッナイ。
▼かめぴょんゲロスベリの真相
https://kamepyonblog.com/pyon-pyon-night
▼投げ銭polca
https://polca.jp/projects/i2qDojmimLU
▼ぴょんぴょんNightムービー(ヤギエイジさん)
https://youtu.be/4Hyh-XXE_NI
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《DJわいざんセトリ》
01.エビカニクス/ケロポンズ
02.ミュージック・アワー/ポルノグラフィティ
03.チラーRhythm/ユニコーン
04.シャングリラ/チャットモンチー
05.Shangri-La/電気グルーヴ
06.Love & DISCO/the telephones
07.君を失ってWow/セックスマシーン
08.Y.M.C.A/西城秀樹
《東名阪チケット》
東京 59枚
大阪 42枚
名古屋 28枚
合計129枚