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【要注意】クラウドファンディング盛り上がりすぎ問題について

先日、僕の挑戦した最新のクラウドファンディングが終了しました。結果は次の通り。

目標金額800,000円に対して、支援総額1,055,590円。達成率131%のハイ達成。

※以前報告した結果より若干増えてるのは終了後の銀行振込があったからです

応援してくれたみなさんのおかげで、よい結果を残すことができました。本当にありがとうございました。

達成した今こそ、気をつけたいこと

クラウドファンディングが達成して万々歳…と、言いたくなるところなんですが、僕は今、強く思ってることがあります。

それは、このクラウドファンディングを通じて置いていかれた人がいないかな?ってことです。

何度も言いますが、クラウドファンディングはただの資金調達として使うならコスパが悪すぎます。目的は多くの人を巻き込むことです。

そして、ここは念押しして伝えたいのですが、今回のクラウドファンディングの目的。それは、しなやかフェス主催のしなやんの想いを叶えるためです。その為に規模を大きくしたいと言われたので、僕はそれを真剣に目指してます。

ところが、クラウドファンディングという選択肢をとった為に、逆に離れていく人も出てくる可能性があるということです。ここから目を逸らしてはいけない。

クラウドファンディングは盛り上がりすぎる問題

どういうことかと言うと、クラウドファンディングは盛り上がりすぎるんですよね…これが魅力であるのですが、その分ハンドリングが難しい。

盛り上がっているのがあまりに見えすぎると、「何かよくわからない」という人たちを置いてけぼりにしてしまうということです。「よくわからない」ものからは人は距離を置きたがります。それは仕方ないこと。ですので、ここへのケアが必要ということです。

全ての人が意図を理解してくれてるというのは甘い

今回の高知開催の意図を、開始前にブログなどに書きました。クラウドファンディングのページにももちろん書いてます。が!全ての人がそれを熟読し、理解してくれてる…そんな甘い話はあり得ません。

ひとつひとつ読みながらついてきてくれてる人は、僕がどういう意図で高知開催をすることにしたか?なぜクラウドファンディングでの無料開催にこだわったか?を理解してくれてると思います。

ただ!全ての人がそうではありません。気づいたら、クラウドファンディングが始まって、盛り上がってて…しかも高知開催?去年までは四日市で行きやすかったのに?しなやんはどうなったの?わけわからん…という人もいるはず。というよりいない方がおかしいのです。

意図が伝わって「それは違うな」といって離れていく人は致し方ないと思います。でも、情報が断片的すぎて、いつのまにか全部が伝わってなくて、クラウドファンディングで盛り上がっているところだけ見て疎外感を感じて、離れていかれると僕は非常につらい。

クラウドファンディングはあまりに瞬発力と盛り上がり力があるので、どうしてもそこだけが目についてしまうんですね。今まで応援してくれてた人に、意図が伝わってないということはよくある話です。クラウドファンディングが拡散力が強いが為に起こることだと思います。

リンク先まで読まない人にも届いてる

プロジェクトページに想いは書いてあるって先ほど言いました。ブログにも書いてます。その通りです。ただ、全ての人がリンク先を読んでくれてるという前提は甘い。

SNSで投稿してるサムネイルやリード文だけで、クラウドファンディングをやってるらしいな…ってのは伝わります。もちろん、それだと中身は伝わらない。そういう伝わり方がいちばん怖い。ましてやクラウドファンディングが何かわかってない人もたくさんいます。印象としては「しなやかフェス、わけわからなくなったな…」と思われても無理ないことなんです。

フェス代表として変わらぬ役割

これらは全てしなやんと話して決めてます。フェス代表として、僕の役割はしなやんの想いを具現化することです。

しなやんが、しなやかフェスをもっと大きくしたい。10,000人規模のフェスにしたいと言われた時に、これは相当やり方を考えないと、絶対に届かない夢だなって思いました。がむしゃらにやってたらいつか届く…という夢もあれば、そうでない夢もあります。10,000人規模のフェスという夢はもちろんがむしゃらにやってて届くはずがない夢です。

もちろん、規模にこだわるのは「生産者と消費者の壁を壊す」という想いのためです。ここも1ミリもブレてません。

僕は今回、しなやんと高知の農家さんのところでフェスの趣旨を伝える時、この「生産者と消費者の壁を壊す」って言葉に少しドキドキしていました。

この言葉の意味は、生産者のことが消費者に伝わってないから、もっと伝える努力をしようよ!ってことで、それは生産者にとっては耳の痛い言葉だと思ってたからです。壁を作ってるのは騒いでるお前らのせいじゃないのか!って言われてもおかしくないんじゃないかと思ってたんですね。

だけど、しなやんの説明に全員ではないかもしれないけど、多くの農家さんが共感してくれてました。「確かに壁はある」と真摯に聞いてくれました。

これは農業に限らず、どの業界にも言えることだと思います。ひとつ言えることは、壁があるかどうかを決めれるのは受け手側。間違っても提供する側が「そんなの言ってるのは騒いでる奴らのせいだ!」とは言えないと思います。

話題にするから認識されるんだって言う論調は、差別問題と似てますね。壁という表現は過激かもしれないけど、よくよく話を聞いたらわかることです。

生産者側、ましてや発信者である以上、届ける努力を怠ってはいけないなと感じます。発信する側が「壁はない」というのは傲慢ですね。これは、農業に限らず発信するということに対しての僕の認識なので、誤解しないようお願いします。

発信者は、伝わってない前提で届けないといけないし、それを壁と表現するのがいいかどうかは別として、しなやんの伝えたいという想いは本物だと思う。僕はその覚悟をサポートしていきたいと思ってます。

達成した今こそ、伝えたいこと

大事なのは、達成した今こそ改めて方向性を共有することだと思います。

これは、店舗で店長をしてた時の経験なんですが、盛り上がりすぎると必ず油断が生まれます。「もうみんなわかってくれてる」と勘違いしてしまう。そこで方向性の共有を怠ってしまう。これがいちばん怖い。

クラウドファンディングは、達成した時こそ方向性を改めて示すことが大事なんだと思います。

しなやかフェス高知開催の理由

というわけで、ひとつひとつ伝えさせてください。

僕が今回、しなやかフェスを他県開催にしたのは、しなやかフェスをより大きくする為です。

一昨年の秋に第1回が開催され、大きなインパクトを与えたしなやかフェスは、閉会式でしなやんの口から第2回は春に開催ということが告げられ、春と秋の年2回開催となりました。

ただ、これは今にして思うとミスだったと思います。終わった時は高揚感高く、「すぐに第2回を!」と、僕も含め誰もが思ったのですが、熱狂はすぐに冷めます。

年2回、同じことをやってたら流石にみんな飽きていくでしょう。しなやかフェスを年2回、四日市で続けることは緩やかな終わりを意味すると思います。

年2回やるなら、春と秋はコンセプトを変える必要があると僕は考えた。考えた結果、春は地方誘致性にしたらおもしろいんじゃないかと思った。これはももクロのライブの取り組みを参考にさせてもらってます。

春は地方に出ていくことで、しなやかフェスを知らない人に届けにいく。そして秋に本拠地四日市でやる時に集まる人が増えるという導線。これが高知開催の理由です。

高知開催の目的は、しなやかフェスの認知度の向上であり、地方活性化という大義を作るということなんですね。

クラウドファンディングで無料開催を目指した理由

クラウドファンディングをする事に決めた理由。それは春の役割に前述した通り、認知拡大があるからです。クラウドファンディングで開催資金を必要な分だけ集めて、当日の入場料は無料にする。そうすることで、まだしなやかフェスを知らない人に参加してもらうことが可能になります。

さらに、クラウドファンディングはネットでの注目度も強い。SNSでシェアされていけば、多くの人の目に届くことになる。認知拡大には最適な選択肢です。

クラウドファンディングはマーケティングに有効に使えるということがよくわかりますね。参加者からチケット販売して開催すべき!とかではなく、目的が違うのです。

最後に伝えたい大事なこと

クラウドファンディングという手を使うと、うまくいくとものすごい盛り上がりが生まれます。ただ、その盛り上がりによってはどうしても温度差が生まれます。

ただ、しなやんの想いは第1回のしなやかフェスから1ミリも変わってません。

大きくしていくには、当然摩擦もありますが、僕はできる限りしなやかフェスをみんなに愛してほしいと思っている。

支援が絡むと、支援した人しか関われないと印象を受けてしまう人もいるかもしれない。ただ、今回の高知開催の支援はあくまで一面なんですよ。

過去のしなやかフェスに来てくれた人、商品を提供してくれた人、SNSで応援してくれた人、全てがつながって今回の高知があります。誰ひとり欠けてもここまでのフェスにはできなかった。

しなやかフェスは、秋にはまた四日市に戻ります。高知は遠いから…という理由で疎外感を感じた人も、クラウドファンディングはわけわからないと少し遠く感じた人も、今回の記事を読んで「そういうことだったのか」と思ってくれたなら、また秋に来てくれたら嬉しく思います。今回は新規参加を増やし認知拡大を最優先にしたけど、やっぱり既存のお客さんに「また行きたいな」って思ってもらえるのが嬉しいのです。

今回関わってないからもう部外者だな…とは思わないでほしいんです。

クラウドファンディングが終わった時に、いちばん大事なのはこういうことを伝えることなんじゃないかなと、僕も何度かやってきてようやくわかった気がします。


Twitterでこの記事に対してこんな感想をもらいました。 まさにこの通りだと思う。こうやって感想付きでシェアしてもらえるのは嬉しいです。ありがとう。

クラウドファンディングは本当にパワーがある。ゆえに、気をつけないと意図しないところで誰かを置いてけぼりにしてしまう。

そこを埋める努力を僕はしていきたいですね。読んでくれてありがとうございました。

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