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クラウドファンディングは告知するのではなく話題を作れ!

引き続きクラウドファンディングについての記事です。今回はクラウドファンディングに限らず、発信するという点において参考になる事例かと思います。

その前に…クラウドファンディングは金の成る木ではありません。プロジェクトを成功させるには、プロジェクトオーナーが今まで積み重ねてきた信用が必要になります。信用というとちょっと堅苦しいですね。プロジェクトオーナーが愛されてるかどうか?と言えると思います。

プロジェクトオーナーの信用 × 伝える力

クラウドファンディングの成功にはこの両輪が必要です。今回の記事では、伝え方に絞って書きますのでよろしくお願いいたします。

クラウドファンディングを効果的に伝える方法

クラウドファンディングを伝えるのに有効なのがSNSを使った情報発信です。ほとんどのプロジェクトオーナーがSNSを活用しているのではないでしょうか。

クラウドファンディングの発信で陥りがちな罠

プロジェクトの期間が1ヶ月あったとします。1ヶ月発信を続けるとなると、結構長い期間です。1ヶ月発信を続けるのは相当なセンスがいります。何を発信していいかわからない…結果、次のような発信になります。

  • クラウドファンディング挑戦中!支援お願いします。
  • 現在達成率●●%!支援お願いします。
  • このプロジェクトが成功したら●●になります!支援お願いします。

このパターンで発信を続けられると…見ている方は結構な苦痛です。例えどんなに「このプロジェクトはすばらしいものだ!」と言われても、ほとんどの人には関係ないわけです。

実際にプロジェクトがすばらしいことと、世の中に伝わるかどうかは関係ないのです。

そこを受け入れなければなりません。せっかく挑戦している、あなたのプロジェクトがすばらしいものだからこそ、僕はここを強く伝えたいのです。

多くのプロジェクトは、内容以前に伝え方の面で不備があります。なぜこの写真なのか?この説明で伝わるのか?ダラダラと関係ないことを書いてないか?などなど。直すべきところが多いプロジェクトは多い。

そういうところに手が入ってないと、むしろ悪印象を持たれてしまうこともあります。情報過多の時代、わかりにくいものはすぐに敬遠されてしまいます。

せっかく一生懸命作ったクラウドファンディングのプロジェクトなんだから…と、こういう指摘から目を逸らしたくなるのはわかります。みんな心のどこかで裏技のようなものを知りたがってる。

それだと成功は難しいでしょう。ひとつひとつを丁寧に、どうやったらわかりやすくなるか?を追求していくしかないのです。わかりにくいものを、一方的に告知し続けるパターンに陥ってしまったらもう最悪です。

できれば一度立ち止まってほしいところですが、多くのプロジェクトオーナーは一度走り出してしまうと視野が狭くなって、そんなことに気が回らなくなります。

客観的に見たらわかるはずなのに、自分のこととなると視野が狭くなってしまう。これは、僕も含めて誰もが陥りやすい罠なので気をつけなければなりません。

  • 一方的な告知が続くとしんどい
  • わかりにくいものは伝わらない

告知ではなく話題になる

これは、クラウドファンディングに限らず、SNSの発信全てにおいていえることなのですが、発信が告知だけになったらアウトです。SNSをやっている人が見たいのは一方的な告知ではありません。もし、あなたのタイムラインを見てみて、告知しかなければそれは受け手から敬遠されるものになってるでしょう。

熱量はわかるんですよ。届けたいがあまりにそうなってしまうことも。でも、考えてみて下さい。自分だって告知だけのアカウントを見るなんてことはないでしょう。届けるには工夫がいるのです。

その工夫とは、話題になることです。SNS時代の情報の伝え方は話題になる事です。

自分で語るのではなく、誰かに語ってもらうと言い換えることもできるかもしれません。この、話題になるという感覚がSNSでは大事です。

クラウドファンディングで話題になるには?

話題になるというと、難しく感じる人も多いかもしれません。ニュースになるなどは確かに難しいでしょう。でも、そんなことよりもっと簡単に話題になる方法があります。

それはダメ出しをしてもらうことです。

もし、あなたがプロジェクトをスタートさせて…1週間経っても思ったように支援が集まってなかったとします。または、スタートはよかったけど中盤に差し掛かり、支援してくれる人には情報がいきわたったのか、ピタリと支援が止まってしまう。こういうことはよくあります。

こういう時、多くの人は「発信が足りてないんだ!」という結論を安易に出してしまい、無理やりにでも発信しようとします。そして前述したように手詰まりになってしまう。

考えてみて下さい。支援が集まらないということは、何か問題があるはずです。その問題の多くは客観性を欠いたことにより起こっている場合が多いです。

となるとどうすればよいか?

答えは簡単です。負けを認めて相談すればいいのです。つまらないプライドを捨てて、これができるかどうか?ここに成功のカギはあります。

相談すれば話題になる、伝え方が改善される

相談は最強の選択肢です。これを、クローズドではなくオープンですること。オープンでする事に意味があります。

「スタートさせたクラウドファンディングがうまくいってないんだけど、どうしたらいいかな?」

「支援が止まってしまったんだけど、どうしたらいいかな?」

SNSにこのように投稿すれば、多くの意見が集まると思います。それに対して、凹むこともあるでしょう。自分が自信を持って世の中に出したものが、公然とダメ出しされるわけです。辛くないわけがありません。

でも、そこで真剣に対応して改善する姿は、間違いなく人の心を打ちます。意見を出した人には当事者意識が芽生えます。いつの間にか人を巻き込んでいくようになる。相談した時点で既に話題になっているというわけです。

だけど、多くの人はこれができません。弱さを見せると、人が離れていくと思い込んでるからです。もしくは、自分がそうして生きてきているからです。

ただ、クラウドファンディングはどうやったってプロジェクトがうまくいってるかうまくいってないかが一目瞭然でわかります。隠し通せるわけがないのです。情報が可視化されてる現代では、そもそもうまくいってるかどうかなんて隠すことなできないのですが、クラウドファンディングはその最たるものです。

成功の分かれ目はここだと思います。うまくいってない時に相談の声をあげれるかどうか。

うまくいってないことを隠して、上からマウントを取るような発信を続けてると、いよいよひとりになってしまいます。

アドバイスの選別の仕方

相談の声をあげると、いろいろなアドバイスが寄せられると思います。そこで難しいのはアドバイスの取捨選択です。これが実は難しい。

全てのアドバイスを聞くと、いろんな意見を満遍なく取り入れたつまらないものが出来上がるだけです。大事なのはどれをスルーして、どれを採用するか?です。

「せっかく意見を言ってくれたんだから…」

このように情で決めてしまうのは最悪で、こうなるとうまくいくはずがありません。かといって、取捨選択が完璧にできる人も少ないと思います。

僕のオススメの考え方は、アドバイスは自分に客観性を取り戻してくれるものと思うことです。言われたことを「自分ならどうか?」と考えてみましょう。自分が受け手としてそれを想像した時に、「いいな」って思うかどうかです。

それだけ?と思うかもしれません。ただ、意外とあるんですよ。「自分が受け手だったとしたらその方がいい!」と思うような、言われてみると当たり前でしかないことが、自分のクラウドファンディングからは漏れてることが。

人は自分がやる番になると客観性を欠く生き物です。そこを自覚することが大事で、アドバイスはそこに気づかせてくれます。

答えを教えてくれるんではないんです。あくまで客観性に気づくきっかけ。それを選ぶのは自分。ここがしっかり認識できてれば「言われた通りにやったけど、ダメだった」というクソみたいな言い訳を言うことはなくなると思います。

もしも相談の声があがらなかったら…

負けを認めて、相談をした時…もしかしたら誰もアドバイスをくれないかもしれません。そういう時はさらに惨めな気持ちになるでしょう。でも、1回や2回で諦めてはダメです。伝わるまで、恥ずかしくても何度も「助けてくれ」って言う必要があります。

それでも!それでも誰も巻き込まれてくれなかったら…?

残酷なようですが、それはあなたの今までの振る舞いに問題があったのかもしれません。クラウドファンディングは残酷なまでに、今まであなたが生きてきた全てを可視化させてしまいます。

「安易にクラウドファンディングをすべきではない!」

という声をよく聞きますがその通りです。わざわざ批判なんてしなくても、失敗するクラウドファンディングはキチンと失敗しますから。それも相当残酷な形で。

でも、失敗したとしも悲観することはありません。むしろプロジェクトが動き出す前に、それがわかってよかったじゃないですか。難しいのはクラウドファンディングを成功させることよりも、その後のプロジェクトを成功させることです。クラウドファンディングで人を巻き込めなかった場合、それがうまくいくとは到底思えません。

なので、失敗したら真摯にそれを受け止めましょう。そして、また一からやり直しましょう。

人から愛されて、応援されてる人はどんな風に生きてるのか?自分は何ができるのか?をしっかり考えてもう一度やってみましょう。

クラウドファンディングの失敗は惨めです。どうやったって回りに信用がないことが知れ渡ってしまいますから。ここぞとばかりに叩いてくる人もいるでしょう。「ほら、あいつ失敗しやがった!」と。

でも、それで終わりじゃないですから。負けを受け止めて、もう一度立ち上がり、前に向けてまた進んでいこうとする人を僕はめちゃめちゃカッコいいと思います。

多くの人がそう思うと思います。それを隠したら意味ないんです。負けた時にどう振舞うか?最も大事なのはそれです。

クラウドファンディングはそういう事も教えてくれます。怖さを抱えながら挑戦する人を僕は本当に応援してます。

こいつらも何度も負けてるけど立ち上がってますからねぇ…やっぱりカッコいいですよね。

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