こんばんは。わいざんです。昨日SNSでは発表しましたが、DJわいざん東名阪ツアー名古屋公演を延期にすることにしました。
【お知らせ】
3/26に予定していた #DJわいざん 東名阪ツアー名古屋公演は、苦渋の決断ではありますが、延期することにしました。詳細につきましては明日発表させていただきます。何卒ご理解のほどよろしくお願いします。— わいざん (@yzan_travel) March 10, 2020
新型コロナウィルスの影響で、いろんな影響が出ています。こんな状況だからこそやる…こんな状況だからこそ延期にする。いろんなことを考えましたが、最終的に僕の決断は延期とすることにしました。
目次
今、どうしても伝えたいこと
今回の件、本当に正解がない状況だと思ってます。だからこそ、延期にした理由と今の気持ちをしっかりと世の中に届けたいと思ってます。
今の状況をどんな風に捉えているか?
非常に心を傷めてます。どの業界に対してもそうなんですが、今回はDJわいざん公演中止の記事なので音楽業界に絞って書かせてください。
「自粛ムード」と「経済を止めるな!」で意見がぶつかり合ってるシーンをよく見ます。これは本当に難しい二択だと思っていて、どの立場に立つかで主張は変わってくると思ってます。つまり正解はない。
世間ではライブハウスは感染拡大に関して危険な場所と見なされ、一様に「ライブは中止にすべき」という意見が蔓延してます。この意見ももちろんわかります。密閉された空間で人が密集する。どう考えても感染リスクは高そうです。
こういう話をすると、では満員電車はどうなんだ?など、他の業界を探して指摘する声もありますが、僕はこのVS世間となる形は一番望ましくないと思ってます。
目的は、ライブハウスを営業することではなく営業してお客さんに来てもらう事ですから、VSモードは誰もハッピーになりません。イメージが低下したり、やっぱり行きにくいよねって思われたくありません。
ただ、ライブハウスや音楽関係者にも生活はありますよね。なので、その世界に軸足を置いている人たちからすると自粛要請は「死ね」と言われているようなもの。
イベントが中止になっても固定費はかかるし、生活に必要なお金もかかります。僕の立場だと、どうしても音楽という文化を守りたいと考えてしまうので、ライブ開催を決めた主催者やアーティストが間違ってるとは言えません。
では自粛せずにライブをやった方がいいのか?と言われるとそれも言いにくい。来たい人だけ来ればいいとは言うけれど、問題が感染症であるのが難しいところ。お客さんの自己責任に留まらず、感染が拡大するリスクがあります。
そうなると、次は「致死率は高くないのに騒ぎすぎ」という話が出てきます。考えようによっては、自粛ムードによる経済の停滞を起こす方が、生活が困窮して死ぬ人が出てくるともいえるかもしれません。
ただ、これに関してぼくは率で語る気になれなくて。全体の死亡リスクは低いけど、お年寄りや疾患を持っている人はリスクは一気に高まるわけでしょう。
自分の身近な人にリスクがあれば、致死率は低いからって言われても納得できるものではないと思います。
このように、立場が違えば主張や思いも変わってくる状況。ひとつの正解はないということがよくわかると思います。正解のない状況。おかれている立場や守りたいものによって主張が変わってくる状況だと思ってます。
名古屋公演延期の理由
そんな状況でぼくは悩みました。今回の来場見込みは100人です。となるとライブハウスはある程度密集する。希望者にはチケットを払い戻ししますと伝えてるので、来たい人はくればいいし、心配な人は来なくてもいい。そう言いたいところだけど、果たしてそこの判断をお客さんに委ねるのはどうなのか?
これに関しても、委ねるのも正解だと思うし、こっちで決めてしまうのも正解だと思うんですよ。もうね、想いがあれば全て正解。そんな甘いこと言ってるから状況が悪くなるんだ!っていう人もいるかもしれないけど、僕はどれだけ頭を使っても全員が納得する答えは本当にないと思う。
だから、それぞれの立場で守るべき人と自分の想いを守る判断をするしかない。もちろん節度は最大限守った上で、です。感染拡大阻止と経済を止めない。このふたつで死ぬほど悩んでる人が出した答えなら、僕は誰にも責任を問うことはできないと思います。
答えがない中で責任を追及する奴は、何もせずに外野から石を投げてくる奴だけです。
悩みぬいた結果、延期にした理由。これはいろんなことが複雑に絡み合ってて、単純にこれが理由ですとは言えないし、理由をひとつにすると対象の人が自分の責任だと思うと何よりも悲しいのでその前提で読んでください。誰も悪くない。そのうえで僕が決めたという話です。
出演者のご家族に基礎疾患持ちの方がいるということを知りました。お客さんなら、その場合は行かないという選択をすればいいのかもしれない。でも、出演者ともなると違う悩みが出てくる。少しでも悩ませたり、心配させたくないなって思いました。
もちろん、ライブハウス以外のところで感染するリスクはあると思います。でも、前述した通り今回のイベントは多くの来場者が予想され、他の場所よりも感染リスクは高いでしょう。これはくれぐれもライブハウスは全て悪いって言ってるわけではないですよ。
そしてこれはあくまでキッカケのひとつです。本音を言うと、イベントをやると決めてしまうと、僕は真剣に告知活動をするでしょう。今回のツアーは300人動員でDJ活動を辞めるかどうかを賭けた勝負でもあるので、お客さんにも出演者にも、僕がやるというと「行かなくては」というプレッシャーはかかるでしょう。
それを気にしながら告知をするということが、僕にはどうしてもイメージできなかった。それなら、情勢が落ち着いてからやった方がすっきりするなって思った。最後は自分の為に決めてます。
イベント延期が正解と言いたいわけではない
念押ししておきたいのが、僕が延期にしたからといって、同規模のイベントも延期にすべきだと言いたいわけではないです。みんないろんなものを背負ってて、守りたい人がいて、自分のやりたいことがあって。
ひとつひとつはシンプルなものかもしれないけど、それらが複雑に絡み合って形になってるわけだから、一様にこれが正解とは言えないんです。だから、僕の決断を「英断」とか「それが正解!」って言ってほしくはないです。僕のケースはこうだった、これだけです。
#DJわいざん 名古屋。延期に至った理由は明日詳細書くけど、先にどーしても言っておきたいのはライブ開催を決めた人を否定する気は1ミリもありません。
答えなんてなくて、お客さんや出演者、スタッフへの敬意。これがあればどんな決断だって責めることはできない。
これだけは先に言っておきます。
— わいざん (@yzan_travel) March 10, 2020
だから、僕は今出演が決まってるイベントも、主催者と話をしてやろうと決めてるものは出演するつもりです。
3/15の姫路カオスナイト。主催者の三山さんは開催に向けて、細心の注意を払いながら進めてくれてます。DJわいざんとして出演して、全力でパフォーマンスするつもりです。
自分のイベントは延期にしておいて、一方で他者のイベントには出演する。矛盾してるように見えるかもしれない。けど、僕の中では矛盾してないんです。
自粛ムードが100%正しいとは思わない。経済活動を止めるなという気持ちも充分すぎるほどわかるんです。
三山さんも、除菌や換気対策を充分考えながら進めてくれてる。もちろん、出演を辞退したアーティストもいますが、何一つ責めていない。だから僕は姫路カオスナイトを成功させるために全力でやるつもりです。
自身のイベントを延期にして、他者のイベントに出演する。
このシュチュエーションが今回の問題は答えがないってのを表してると思います。もちろん、軽々しく決めてる気持ちはありません。1日だって思考停止する日はなかった。多分、誰もがそうなんだと思います。
決断して行動してる人を、僕は心からリスペクトしてます。
名古屋公演の振り替えについて
延期に至った理由と、ぼくの想いを聞いてくれてありがとうございます。ここからは、名古屋公演の振り替え対応についてです。
チケットは払い戻します
チケットは全て払い戻します。BASEで購入してくれた人はキャンセル対応しますので、自動的に返金されるはず。手売りで購入いただいた方は、別途連絡しますのでお待ちください。
振り替え公演日程
振り替え公演の日程は未定です。状況を見ながら慎重に決めたいと思いますのでお待ちください。
\振替情報を見逃したくない人は登録を!/
ライブ情報や、ライブで流した曲の解説や込めた想いなどをお届けしてます!
今後のDJわいざん
延期にはしましたが「延期=経済を止める」にはしたくない想いもあります。コロナに負けるという表現もしゃくなので、どうやったらこの状況をプラスにできるかを考えてます。
DJは続けるの?
もうみんな忘れてるかもしれませんが…東名阪ツアーで300人動員できなければDJを辞めるって言ってましたよね。
東京公演が102人、大阪公演が107人で名古屋公演の動員数が注目されてました。
延期になると…この話はどうなるの?って思ってくれてるあなた。相当なDJわいざんファンですね。ありがとう!
これに関しては…もうDJを続けることにさせていただきます。いや、そりゃぼくもフィナーレの300人動員して続けます!って盛大に言いたかったですよ!そんなの当たり前じゃないですか!
でも…すいません。多分名古屋公演の振り替えやって100人行かないとはもう考えにくいな、と思うんです。名古屋公演も既にチケットは68枚売れてます。
申し訳ないけど、何もなくやってたら達成はしてたでしょう。自信あります。そもそもチケットの売れ数だけでみるととっくに300枚超えてます。※東京と大阪は実動員数でカウント。売れ数は合計312枚売れてます。
もちろん、ステイにしてもう一回振替名古屋公演で100人動員を目指してもいいんですが…ちょっとそれはテンションあがならいんですね。
さらには夏祭りのオファーも入ってきてます。ここで変に引っ張ってオファーを受けれなくなるのも誰も得しない。日本に元気がないなら、僕はDJで元気にしたいんですよ!こんな時の為にやってるんですよ!
東京、大阪でぼくは一段ステージが上がったと思ってます。それはライブに来てくれた人に感想を見てればわかる。300人動員はもうできもしない事ではない。つまり、挑戦とは呼べないものを引っ張る気にはなれないってことです。
延期にした名古屋で100人動員…って話をしてても、誰もワクワクしないでしょう。そんなのズルい!って言う人は多分相当ぼくに注目してくれてる人だと思うので、それはそれで謝ります。ごめんなさい。でももう充分やったと思ってます。
振替公演をど派手にやります
そんなことより、今は振替の名古屋公演をど派手にやろうと考えてます。日程を土曜か日曜のどちらかにして、時間もしっかりとって出演者も増やす。
会場のキャパも大きくして、200人動員くらい目指します。その方がモチベーションがあがるし、見てる方もワクワクするかなと。
出演者は、今回の出演者にはそのまま出てもらうとして、他にも鈴木重雄やDJもんちゃん(DJネーム変更の可能性あり)、ジャイコナイトナゴヤ、ミヤマテツオなどにオファーを既に出してます。日程にもよるので確定ではないですが、これまでDJわいざんと縁があった人に出てもらってフェスみたいにしようかなと。ワクワクしますよね。結果的にこの方が楽しみ!って言わせます。
単純に振替公演だけでは終わらせません。結果的にさらに楽しみになった!そう言ってもらえるようなエンディングを約束します。
3/26に何かするかも…
そして公演予定だった26日に何かするかもしれません。
無観客のライブ配信なのか、それとも別の何かなのか…ちょっとこれは調整中のところもあって、詳細は言えないんだけど、ただの中止にはしません。
「ライブ延期=経済を止める」にはしたくないんですよ。なので引き続き楽しみにお待ちください。
最後に…ちょっとだけ重大発表!
最後まで読んでくれてありがとうございました。ここでちょっとだけ重大発表があります。
DJわいざん、5/5の勝手に天才万博名古屋に出演します!
はい。本当は東名阪ツアーフィナーレの名古屋でこの発表をしたかったんですね。もちろん、300人未達になれば潔く出演は断るつもりでした。勝手な申し出を引き受けてくれた主催者のTOLANDサムに感謝です。
このような状況になってしまったのでここでの発表になります。
名古屋公演なくなって「DJわいざん見たかったなー」って思ってるあなた!勝手に天才万博で会いましょう!
※300人達成の後で発表し、チケットの手売りをする予定でした。悔しいのでWEBチケット買ってSNSに投稿してください!チキショウ、コロナめ!
以上、長くなりましたがDJわいざんからのお知らせでした。最後まで読んでくれてありがとうございました。
ぼくは、とにかく音楽が大好きなんです。この気持ちを持ってがんばってる全てのアーテイストやライブハウスを尊敬してます。
※延期にした理由は、音声でも語ってますので興味あれば聞いてください。
では、またライブハウスで会いましょう!