基本的にぼくは人のチャレンジを止めたくはないですが、明らかにそれは無いだろってことはさすがに止める。それはさすがに誰も得しないだろうって場合がそれです。
宣伝したという事実ではなく、相手に伝わったかどうかを考えよう
大事なのは、その挑戦が独りよがりなものか他者目線になってるかどうか。ただ、宣伝するというだけでなく、それが相手に好意的に伝わってるかどうかを目的にした方がいい。
どういうことか、オンラインとリアルで具体的にお伝えしますね。
オンラインサロンの場合
例えば、今ぼくが運営しているオンラインサロン。現在111人の規模ですが、これが10,000人くらいの規模になったとする。それを「宣伝になる」と捉えて入って来てくれる分には全然いい。だけど、ダイレクトにこれを紹介したいんでサロンのタイムラインに投稿させてもらえませんか?って言われたら、ダメと言わざるを得ない。というか、やめた方がいいという話になる。
目的は、宣伝したという事実ではなく、キチンと相手に伝わったかどうか?でしょう。宣伝するという行為自体を目的にしてるなぁと思うことが多々ある。それだと誰も得しない。
宣伝目的なら、クローズドのコミュニティなら、まずあなたが誰かを知ってもらう必要がある。コメント欄でコミュニケーションとったり、オフ会などのリアルな場に参加しながら、自分を知ってもらう。そこでつながりができたら、自分のタイムラインで伝えていくのが間違いなく伝わるし有効。
そもそも、ぼくのサロンなんてコミュニケーションをコンセプトにして人を集めてるんだから、他のコミュニティよりそこへの嫌悪感は強いはずだし、ぼくがそれを認めると「わいざんなにやってんの?」って思われかねない。誰も得しない。だからぼくは当然ダメですよっていう。
もし、宣伝OKのコンセプトで人を集めてるサロンがあったとしても、恐らくほとんどの人は宣伝投稿なんて見てないだろう。自分も見ないでしょ?でも、自分が見ないくせに人にはやる。それじゃ絶対に伝わらない。
ポイントは、集まってる人が何を目的で集まってるか?という事です。自分が作った場でなければ、そこは最大限考慮した方がいい。変に気を使って、そういう申し出にNOが言えずにグダグダになってるコミュニティはたくさんある。「OKと言われたから…」じゃなくて言えないのだ。複数の人が集まってる場である以上、そこは考えた方がいい。ぼくはそういう場を作りたくない。
しなやかフェスの場合
同じように、例えば今力入れてやってるしなやかフェス。結果的に早期申込で140人を超えた。それぞれがSNSでも発信力のある集まり。春はTwitterの全国トレンドにも取り上げられたほど。
ここに出店したいという人や、パフォーマンスをしたいという人が出てくるのは当然。それはもちろんOK!多くの人にここをキッカケに何かをつかんでもらいたい。
だけど考えてみてください。「しなやかフェスはつながりのフェス」です。当日だけ来て、何かを伝えようとしたとして…それを見たい人はいると思いますか?もし「私のパフォーマンスならいける!」と思ってたとしても、今、あなたが売れてないならそれは勘違いということだと思います。
参加を表明してから、SNS上で参加予定の人とコミュニケーションをとったり、フェスに参加することを発信してる人の方が、当日人気になるのは当然。
しなやかフェスによく知られてない人がパフォーマンスで出ることほど事故になる事はないと思う。(お客さんは全然OKですよ!出演するならってことね!)まずは自分を知ってもらう場にする方が間違いなく実益になります。いきなり売ろうとしない方がいい。近道はないという事です。
今、フェスの出演者出店者の第5弾発表に向けて実行委員会では協議を繰り返してます。目的はただひとつ。お客さんも出演者も損しない空間を作る。出展の注意事項にもそう書いてましたよね。方向性を事前に知っておいてもらうという事は本当に重要な意味を持ちます。
お客さんを守るために、ぼくは挑戦に対してNOと言う
ぼくがNOを出すときは、これだとお客さんが楽しめないなって感じた時です。この辺を踏まえて…NOを出すと、まるで否定されたかのように捉える人がいるけどそうじゃないんです。「やらない方がいい」と言ってるわけです。
- せっかくオンラインサロンに参加してるのに、関係ない投稿を見せられる…
- せっかくしなやかフェスに参加してるのに、コミュニケーションの時間を奪われてしまう…
これらは、自分を知ってもらうことで解決できます。人に興味を持ってもらうには、自分からまず興味を持つことです。目的を自己満足から、他者目線に立とうって言ってるわけです。
ここを崩すとしなやかフェスはグダグダのフェスになるだろうなぁ。まだ開催まで3週間あります。実行委員会全員が、このフェスで何かを挑戦したいという人のキッカケになればいいなって強く思ってます。だけど、それはお客さんの時間をいたずらに奪ってゆるゆるなコンテンツを作りたいという事ではありません。
ぼくが言いたいことはただひとつ。誰かの作ったの場に立つ時は、事前に自分を知ってもらう努力をしてみてください。しなやかフェスで伝えたいことはそういうことなんです。これは新規も既存も関係ありません。新規でも、Twitterで事前に交流や自分を発信している人には出演OKを出してます。
参加者がほぼ全員素人で、150人規模のフェスをするとなると、なかなか難しいもんです。でもそれが楽しいんですけどね。
しなやかフェス関連情報はこちら
□只今一般申込受付中!