先日、僕のホームである広島でコンサル依頼があったので仕事してきました。なかなか広島からの依頼って少ないので嬉しいです。やっぱり地元には盛り上がってほしいですからね~。
そんなわけで広島に住んでるアピールバナーを作ってもらいました。Hello!JUNet(@hello_junet0508)さん作です。広島からのお仕事依頼もお待ちしております。DJわいざん(@yzan_travel)でございます。
今日は、実際のコンサル事例から、自分を活かしながら相手に与えるポイントを探すことの重要性について書きます。
目次
個人向けコンサルティング事例
建築屋、アクセサリー作家の夫・純ちゃん
今回のお客さんは建築屋であり、アクセサリー作家の夫である純ちゃん(@junchankia)でした。ちなみに、僕はこのニックネームも変えた方がいいと思ってるけど、なかなか変えない。ただでさえ、人に覚えてもらうのって大変なのにあまり特徴もなければ、自虐でもないニックネームはそれだけで不利になると僕は思ってます。
コンサルを受けるって、「この人からお節介やかれたい」だと僕は思っていて、依頼してきた人にはほぼ100%本音で話します。ただ、軽々しく発する言葉はひとつもないです。型にはめる事もない。とにかくヒアリングを繰り返して、相手に話してもらいながら答えを見つけていきます。
確かに世の中の価値観はどちらでもOKって事ばかりだし、これが正解って事はない。だけど、コンサルタントがそれを言ったらおしまいだろうと思うわけです。「どちらとも言えますね」は、何も言ってないのと同じ。みんな自分に合っている事は何だろう?って事を見つけるのが難しいわけで、それを一緒に見つけようと必死なわけです。
自分の事を知るのは難しい。これは本当にそう思います。だから、わからなくても、変に負い目を感じたり劣等感を持ったりすることはないと思うんですよね。
純ちゃんの感想ブログ
コンサルが終わった後、感想ブログを書いてくれてました。こういうのは本当に嬉しいですね。
ブログを読むと、なんだか悲壮感漂ってます。これ読んで確信したけど、これらは全て純ちゃんが勝手に自分で思ってた事だと思います。
というのも、僕は独りよがりである事がNGだとか、かまってちゃんが悪いとか、そんな事は一言も言ってないのです。ただ、自分としてどうありたいの?という事をずっと聞いてて、答えに対して指摘を繰り返してただけです。
人にされて嫌な事は自分もしない
多様性を認める時代だけど、僕はこれは鉄板だと思っています。人にされて嫌な事は自分もしない。もし、ほがらかに「そんな事ない!オレは人にされて嫌な事でも自分は相手にするんだ!」と言って許される人がいたら、その人はとんでもない才能の持ち主だと思います。恐らく、他でものすごく”与えてる人”なんでしょうね。ただ、なかなかそんな人いないと思います。
なので、自分がどうありたいか?と、人に対する接し方は限りなくイコールなんだと思ってます。愚痴を聞きたくなければ、自分が言わなければいいし、人とコミュニケーションを取るのが好きなら、自分からコミュニケーションを取ればいいのです。
純ちゃんに、好きな事ってなんですか?って聞くと、人と接するのが好きだって答えました。なので、そこに対して質問を繰り返していきました。その回答にズレを感じたので、「本当に人の事が好きなんですか?」って聞いたんですね。
もし人に興味がなかったら、それはそれでいいと思うんですよ。そこに罪悪感を感じなくていい。そう宣言してしまって、何か自分を活かせる事を探せばいいし、おもしろいもので言ったとしても孤独にはなりません。「そーゆー人なのね!」で解釈して、付き合ってくれる人がたくさんいると思います。
きっと誰かに何か与える事ができる才能があるはずだから、それを見つけてひたすらそっちを磨けばいいと思うのです。
自分を出す事と他者目線に立つ事
それにしても、本当の自分を理解するのって、難しいなって思います。僕もよくわかってないところが多々ある。だけど、それで行動を止めるわけにはいかないのです。わかってないながらも色々動く。そして、少しづつわかっていく。迷走したっていいじゃないかと。
頭の中で考えるだけでわかろうなんて虫がいい話はない。そんな事やってる暇があったら、行動してひとつでも「これは違うな」を探した方がいい。まぁこれは数年前の自分に言ってる事でもあるんですけどね(笑)
純ちゃんが本当のところ、人に興味があるのかどうかはわかりません。ただ、話を聞いてると、元々人付き合いって好きじゃなかったのに、ある事をきっかけに「そんな自分を変えよう!」と思うようになったと言います。人付き合いに目を向けてからの時間が楽しいとも言ってました。
楽しいと感じてるのであれば、それを目指した方がいいと僕は思います。なので、人とコミュニケーションを取るのが楽しいなら、他者目線を養うことも大事ですよって話をしました。
これね、恐れる必要はないんです。他者目線を気にしすぎて、自分を殺すようにはなってほしくない。問題はその人が今現在、どの位置にいるかだと思います。他者目線を気にしすぎて、自分を出せてない人には「人の目なんて気にせずに好きな事をまずやりましょう!」と、僕は言うでしょう。他者目線が全くなく、独りよがりだなって思ったら「もっと他者目線に立って、発信していきましょう!」と、言うでしょう。
それを繰り返していきながら、自分を活かしながら他者の役に立つというポイントを見つける事が大事だと思うんです。この視点は最近身に着けたものですが、すごくしっくりきてます。
いちばん大事なのは自分らしくいる事。これは間違いない。だけど忘れてはいけないのが、その自分らしさを誰かの為に使える事。ここがないと独りよがりに終わってしまう。自分を殺さずに相手に与えれるポイントを探す、もしくは作り出す事が大事だと思った。天才の証明の感想です。 #天才の証明
— わいざん|横山文洋 (@yzan_travel) 2018年2月24日
このポイントを見つける事が、自分らしく生きるのに大事な事だって思ってます。純ちゃんの発信は、自分でも認めてますが、独りよがりな発信が多かった。というか、本人はそれをわかってたんですね。
だけど、純ちゃんが理想としている自分は、人とコミュニケーションをとって、人と接しながら生きていくことだった。それなら、発信に他者目線を入れた方がいいだろうというわけです。
発信に他者目線を入れる
では、どうやって発信に他者目線を入れるか?これは意外と簡単です。純ちゃんに好きな物を聞くと、家族で過ごすことと言います。そして職業は建築家。普段の生活で体験した事に、この家族と建築家という視点を入れていけばいいわけです。
純ちゃんのツイート
今日のコンサルの会場はコワーキングスペースの紙屋町シェイクハンズでした、50人くらい入れそうなスペースですが思ったより静かで終始声のボリュームに気をつけました。内装がおしゃれで木と天井素地の組合せがめっちゃいい感じです!みっちり事務作業するには最適そうですよ!#わいざんコンサル pic.twitter.com/sfgIoNgo1H
— 武田純治📪純ちゃん(建築屋、アクセサリー販売員、悩み聞き屋) (@junchankia) 2018年3月8日
ね。よくなったと思いませんか?
普段の生活…つまり今日でいうと僕のコンサルを受けているという事です。場所は広島市内のコワーキングスペースでした。行ってみるとわかるんですが、ものすごく静かで、個室などがなかったので作業には向くけど、打ち合わせとかコンサルにはちょっと向かなかったですね(笑)
そんな自分の消費者としての体験を発信に組み込んであげればいいのです。そして、そこに自分の好きと職業が入ってくると、かなり独自の視点になる。この場合は建築家として、内装について思った事を入れてもらったわけですね。
家族で出かけた時なんかは、同じように家族連れで出かける事が多い人にとって、有益な情報が満載です。ただ、「今日は家族で●●に行ってきました!楽しい~!」という発信でなく、「ここのレストランは待ち時間に塗り絵がもらえるので、待ち時間が楽だとか、トイレにベビーベッドがあって嬉しい」だとか、そういう消費者として気に入ってる理由を入れ込んであげればいいのです。
この視点が入ってくると、見てる人も楽しいし、いつも教えてくれてありがとう!という感謝も生まれるのです。
発信の先には必ず相手がいる
大事なのは、発信の先には必ず相手がいるという事。この発信は何のためにしたのか?に答えられるようにしておきたいですね。もちろん、自分が楽しむ事も何より大切です。他者目線ばっかり気にして苦しくならないように。
だけど、自分が仕事でやってる事や、好きな事はそんなに考えるのに苦にならなくないですか?
好きを仕事にすると、勝手に相手に与えられるようになるというのはこういう事だと思います。そんなポイントを見つけれるようになる…それにはまず動く事です。どんどん動いて自分に合ってないものは潰していきましょう!
動き出した純ちゃんはもう大丈夫だと思います。というか、僕のところにきて「どうしたらいいかわかりません…」って、そんなの自分でわかってる事を、指摘して背中を押して欲しかっただけでしょ(笑)
大丈夫です。それでいいんです。どんな事でも動き出したらOK。僕は行動する人は全肯定しますから。がんばっていきましょう。
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「自分を殺さない」ってマジで難しい。一見すると、我慢しないとか自由に生きるって事だけに捉えてしまうけど、一見自由に振舞ってるようで、それが偽りの場合もある。強がりってやつ。それを簡単に見極めれるなんて言えないけど、真剣に話してる中で感じる違和感を丁寧に伝えていくようにはしたい。
— わいざん|横山文洋 (@yzan_travel) 2018年3月8日
自分の事は自分ではわからない。相手の事も軽々しくわかるなんて言えない。だけど、ひと言ひと言真剣に話しながら、相手の本音に迫れるように丁寧にやってます。そんな僕にお節介をやかれたいという人は個人向けコンサルティングをどうぞ。