好きなこと、得意なことを自分で理解するのって意外と難しい。それを確かめるには、近道なんてなくて、ひとつひとつ掘り当てていくしかないんだと思う。もし、それが自分に合わなくても「合ってない」ということがわかっただけで価値になります。そう考えると、無駄なことって何一つないんですよね。行動することに価値があります。
今日はそんな話です。こんばんは。広島県でマーケティングコンサルタントをしておりますわいざん(@yzan_travel)です。
目次
個人向けコンサルティング事例
日本刺繍の人・フローレン
今日は個人向けコンサルティングのオファーをもらって東京で仕事でした。
日本刺繍で色々な作品を作っているフローレン(@hiroko_art)です。日本刺繍、僕も詳しくなかったんですけど、とっても素敵です。和が好きな僕にとっては見てると落ち着きますね。あ、フローレンも僕の藍染に興味があるって言ってました。共通する「好き」があると、やっぱり仕事も頼みたくなるものなんでしょうね。これ、すごく大事なことです。
フローレンは、ニューヨークで個展をすることが夢だそうです。日本文化を世界に発信したいということ。これは日本好きな僕としてはモチベーションが上がる案件です。ステップとして、来年に日本でも個展を開催するそうです。まずは、その成功に向けてサポートしていくことになります。
ヒアリングの重要性
僕は、コンサルティングをする時、まずはひたすら相手の話を聞きます。ここで、SNS上との印象と比べてどうかも可能な限り感じ取ります。SNS上と会った時の印象が違っても、安易に「自分を偽ってる」という単純な話にしたりはしません。
大事なのは、なぜ印象が違うのか?です。ここを見極めるのが大事。足りてない所を指摘して自己満足に浸りたいわけじゃないですからね。情報発信不足ってこともあれば、単にSNSを理解してない場合だってあります。何かしらのトラウマを抱えたり、自己否定が強くて自分を出せない場合もある。正解なんてわからないけど、可能な限り傾聴して、いろんな質問をしたりします。挑戦するポイントを見つける
ヒアリングして、ぼんやりとでも課題の輪郭が見えてきたら、提案をします。コンサルを頼んでくる場合は基本的に2パターン。困ってるか、更に加速させたいかのどちらかです。どちらの理由だとしても、自分の中の何かを変えないと変わりません。
提案のベースは、その人が何が好きか?何に夢中になれるか?を軸に考えます。既存の仕事にうまく組み込むこともあれば、とりあえず無理やり組み合わせてみようと無茶ぶりすることもあります。大事なのは、動かないと何もわからないということです。
動いてくれさえすれば、そこから反応などをもとに、さらに精度高く提案することができます。全てが一回のコンサルでうまくいく事なんてなかなかありません。まずは動くことが大事です。
好きなことに自信がなくなってる場合もある
フローレンの好きをヒアリングしていると、小説を読むのが好きというのがありました。他にも美味しいものを食べるのが好きとか、それに合うお酒を飲むのが好きとかあったんですが、なんとなくこれが引っかかった。その前に、文章を書くのが嫌だって言ってたので。
なんで文章を書くのが嫌なんですか?と聞くと、構成や起承転結がしっかりしていないといけないから、ひとつのブログを書くのに丸1日かかることもあるとのこと。あーこれだなって思いました。
もしかしたら、いい文章を普段から読んできたが故に、文章に対するハードルが無意識に高くなってるのかなぁと。自由に自分らしく書いてみると、実は好きになる可能性がある…理想が高いから避けてるんじゃないかなって思った。
自分らしくブログを書く
あとは、書いているブログが説明や告知的なものが多くて、かなりしっかり書いてはあるんだけど、書いてておもしろくないだろうなって思った。
なので、個を出したブログを書いてみようと。そして、ブログを書くのに絶対1時間以上かけないようにして、1ヶ月毎日書いてみようって話をしました。自分が毎日書いてないのに勝手な話です(笑)でも、時間制限の中、ブログに向き合ってみることで見えてくるものがあるんじゃないかと。
フローレンは間違いなく完璧主義です。アーティスト気質が言葉の端々から感じられる。なので、文章もハードルを高くとらえてるというか。なので、制限をかけて不完全なものでもいいので世の中に出していく経験をするということは、絶対に無駄にならないと思いました。
創作活動に活かす
僕がこう思った理由は、意外とキチンと考えてます。フローレンの作品について聞いてる時、遊びや不完全さを持たせたいということを感じたからです。聞いてみたら、時代の変化を感じて、そういう概念を取り入れてみたいという気持ちがあるということでした。
でも、そういうのって狙うとあざとくなりますよね?と聞くと「そうなんです」と。だったら、不完全なものを世の中に出す経験をしておくことが、創作にも活きてくるんじゃないかと思ったわけです。
ブログネタを提供する
もちろん、ただ「書いてね」だけだと意味ないので、どんな内容を書けばいいかを考えます。フローレンのブログは、あんまり個が出てなくて、本人もこれから出していきたいということでした。
なので、この過程を記事にしてしまえばいいと。どういうところを変えていくか?なぜここを変えようと思ったのか?をブログにしてはどうか?と提案しました。サイトデザインにおいてって意味ですね。
多分、これも今までのフローレンなら、サイトを完璧に作り変えてからリリースしたと思うんですよね。だけど、それすらもブログで発信しようと。過程に価値があるってことを経験してもらいたかったのです。
自分らしく才能を活かせる方法を探す
今日は作品もたくさん見せてもらったのですが、フローレンの日本刺繍はものすごく細かくてキレイです。
なので、構成をキチンとしなければならないって事だけで、文章を書くことに向いてないと決めるのはもったいないなって思ったんです。
もしかしたら本当に向いてないかもしれないですし、やってみたらものすごく向いてるかもしれません。向いてなかったとしたら、向いてないなりにどうするかを考えればいいわけです。それで、楽しく感じるようになったら練習すればいいわけです。
個人的には、意外と向いてる気がしてならないんですけど。まぁそこはプレッシャー感じずにやってみてください(笑)
他にも、個を出すということがどういうことか?とか、プロフィールの直しやSNSの注意点など。いろいろ指導させてもらってあっという間に時間は過ぎました。
初わいざんさん💕
うわぁ〜うわぁ〜うわぁ〜でした。
頭の中でぐるぐるしていたものが可視化出来るってほんとに嬉しい!
壁って苦しみながら乗り越えるだけじゃないんだなぁ…
これからどうなるのかワクワクしながらチャレンジしていきます❣#yzanのコンサル #アイドル風活動 pic.twitter.com/coYhEeQKaE— 花澤浩子📪🌸日本刺繍の人フローレン (@hiroko_art) 2018年3月2日
なんか最後はこんなかわいらしい写真を撮られてしまったけど、これからの発信を楽しみにしてますね。
今回は、苦手と思っているものも、その理由によってはもしかしたら得意になる可能性を秘めてるということが言いたかったわけです。
文章が苦手ね…でも、大事な事だから我慢して書いてね。
だけだと、我慢して書いてるのがスタンダードになってしまうから続かない。ちょっとした切り口の変化でモチベーション高く取り組めます。そうしてるうちに好きになっていけばベスト。楽しみながらがんばりましょう。
個人コンサルティングについてはこちら
申込希望があれば、こちらのブログを参考にして下さい。