SNSを始めて、半年くらいで結果を出せた。どんな結果かというと…例えばSNSでのクラウドファンディングの成功事例。わずか4時間で約40万円の支援をfacebookへのいち投稿だけでいただけたことがある。2016年、まだクラウドファンディングが一般化する前だったので結果を出せたと言ってもいい内容だと思う。
詳細はこちらの記事に書いてあるので興味ある人は読んでみて欲しい。
これ以降、SNSで爆発的に問い合わせをもらうことが増えた。ただ、その多くは仕事としての問い合わせというより、あわよくば専門的な知識を無料で教えて欲しいというような内容ばかりだった。悪気はないんだろうけどね。
初めは珍しさや「発信が届いてるんだな」ってことが嬉しくて、基本的に全部の問い合わせに答えるようにしてた。
そんなことを繰り返していると、あんまり気分の良くないようなことが何度かあった。これは全部に対応してると消耗するな…と思い、問い合わせ対応の線引きの意味も込めてオンラインサロンを作った。
それ以降、オンラインサロン(が全てではないけど)をひとつの判断基準として、サロンメンバー以外からの無料で何かを求めてくるような問い合わせは全てスルーすることにした。
スルーするのも罪悪感があるんすよね、僕みたいな気にするタイプは特にそうだと思う。何か明確な基準がないと申し訳ない気分になってしまう。
サロンメンバーを優先する…というロジックなら角も立たない。随分と気は楽になった。
ただ、それによって可能性も捨ててきたんだろうなーって思う。時間の許す限り質問に答えているけんすうさんとか見てると、もっと自分にできることはドンドンやってもいいのでは?と思ったりもする。
それによって自分のことがおざなりになったら意味ないけど。明確な線引きをするのではなく、もっと気分的なものでいいのではないかと思えてくる。できる時はするし、できない時はしない。そこに罪悪感も持たなければ、相手への不快感なども持たない。それでいいんじゃないかと。
さっきTwitterで問い合わせをもらった。熱意ある文章だなぁと思いながらDMの内容を読んでたら、こんなことを考えてしまいました。
もっと感覚的に決めていいのでは?って。
「サロンメンバーを優先しないと失礼」が僕の中の固定観念だったのかもしれない。
僕はこんな風に「公平」をきすためにしっかりとした判断基準を設けたがる節がある。
これは、企業で仕事をしてた名残なんだろう。明確な線引きがないと、クレームが出た時に説明できないからルールを作ってしまう。そしてルールを作るとどうしても低い方(言い方悪いけど他に言いようがなく)に合わせざるを得ない。
失礼な人がいて、嫌な思いをするならそれを防ぐ基準を設けざるを得ないってことです。
ただ、明確な線引きは確かに公平性を保つことはできるけど、それで自分はワクワクするのか?
もっと感覚的に「これは手伝ってあげたいな」ってものに反応する。それも義務にせず、できるときだけ。こんなシンプルな感じでいいのではないか?
サロンを解散すると決めて、そんなことが頭に浮かびました。僕は多分、サロンメンバーの目を気にしてたんだと思います。月額1000円もらってるんだから…という目を。いや、これは自分の問題なんですけどね。
ただ、結局は僕が小さくまとまってたらサロン全体の取り分も小さいわけで。もっと感覚的に楽しいと思うこと、ワクワクすることをやればいいんだなって思った。
解散する…という決断をするまでそれが見えなかったのが甘いな(笑)
マネタイズは自分を縛ってしまうという側面がある。だから、誰に何を言われても堂々と説明できるようなルールを作ってしまう。けど、そこはもっと感覚的になっていいのでは。そんなことを思いました。
というわけでこれからは問い合わせDMはフラッと返して、気が向いたら手伝おうと思います。そんな感じでいきます。めちゃくちゃ気分が楽になった。おもしろいもんだなぁ。
解散を発表してから、昨日は5名の入会者がありました。うち1名は出戻り。ありがとう!