東京なう。こんばんは、DJわいざんです。
珍しくけっこーメンタルが落ちてます…いや、この投稿はだからといってかまってほしいとかではなく。気持ちを吐き出したいだけなんす。
新型コロナウィルスの影響で、多くのアーティストやイベント会社が苦境に立たされてる。
誰が悪いわけでも、誰かの対応に怒りを感じてるわけでもなく、ただただこの状況に悲しくなってる。
朝、新幹線で移動中に気づいたら涙が止まらなくなってた。
あるアーティストは大型のライブハウスで迎える予定だったツアーファイナルが中止になったらしい。
この規模になると会場費、製作費、人件費、グッズ代などなど…総予算1,000万円にもなるらしい。
当然、保険などない。一瞬で多額の負債を抱え、活動を続けることさえ難しい状況に追い込まれてしまうことだってある。
こんな話がゴロゴロ耳に入ってくる。
それでも、アーティストはファンを守るためであれば赤字を負うことに抵抗はないという。
この規模の会場になると予約は1年以上前からになるので、振替公演も決めれない。
お金だけの問題じゃない。perfumeの公演は当日に急遽中止のアナウンスが出たけど、それがどれだけ悔しいことか想像しただけで胸が張り裂けそうになる。
僕はDJをやらせてもらってる。
何より音楽に何度も救われてきた。いつだって音楽の力は僕に勇気をくれて、心折れそうな時にもがんばってこれたのは音楽があったから。
それだけに今の状況が悔しくて悲しくて。
僕の公演規模だと、まだまだ損害は10万円程度で、他にも仕事はあるから死活問題にはならない。中止になったらファンには申し訳ないけど、必ずやり直せると思ってる。
けど、だからといって「なんとかなるならよかった!」とは思えない。
僕がDJやれてるのはアーティストが世の中に届けてくれた曲があるからに他なくて、そのおかげで沢山の最高を経験することができた。
そんな感謝してもしきれない業界が、深刻なダメージを受けてるのが辛すぎる。
僕が悲しんだところで何かが変わるわけでもないし、深刻にするのも違うのはわかる。
でも、ここで何も感じないようなら、それはもう僕ではなくて。とにかく未だかつて味わったことがないほどメンタルが落ちてる。
ただ、だからといってSNSを自粛ムードにしろとは絶対に思わない。
いつものようにアホらしいツイートを見れば、心は多少なりとも晴れやかになるし、誰かから「仕事がうまくいきました!」って連絡が来れば嬉しくなる。
そこは平常通りでいいし、平常通りであってほしい。
僕もこの後、仕事の打ち合わせもあるし、打ち合わせしてる時は集中できるからすごくありがたい。落ち込むのが好きなわけじゃない。
僕が死ぬほど落ちてるメンタルでこれを書いてるのは、みんなで悲しもう、誰かに怒りをぶつけようってことじゃない。
アーティストが僕らに音楽を届けてくれてるのは、そーとーなリスクを負ってるってことが今回のことでよくわかったな、と。
当たり前じゃないんだってことがよくわかった。
自分にとってライブが、音楽がどれほど大事かってことがよくわかった。
音楽業界だけじゃなくて、各業界どこも大変なのもわかる。
今回のことで恐らくどの業界も深刻なダメージを負うことになるだろうと思います。
落ち着いたら、クラウドファンディングなどでの救済措置が出てくるかもしれない。
その時は少しでも寄付ができればなぁと思ってます。もし、DJわいざんを楽しんで生きる力になったって人がいたら、その大元みたいなものなんで、少しでも気にかけてくれたら嬉しいです。
後は、売れてるアーティストでもここに書いたように規模が大きいイベントを回してると一気にキャッシュフローが傾くってこともあることを知ってほしかった。
そーゆーのってアーティストから言うのってさらに辛いなと。声を上げた時に「売れてるから大丈夫でしょ」ってなると嫌だなと。
後は1人1人が感染防止の為の手洗いとうがい。これを徹底すること。
一刻も早く終息することを願ってます。