わいざんオンラインサロン

【ももクロから学ぶビジネス論】誠実さが何倍にもなって返ってくる時代になった

このブログでも何度か取り上げているももいろクローバーZ、通称ももクロ。僕の人生を元気にしてくれている、もはや無くてはならない存在です。

曲やパフォーマンスから元気をもらい、ファンとの接し方は人として大切なことを思い出させてくれます。

 

僕にとってのももクロは単純に好きな音楽グループという枠を超えた存在なんですが、僕はもともとアイドルに興味があったわけではありませんでした。

一体どういうキッカケでファンになったのか。今日はそのエピソードをお伝えしようと思います。

まとめでは、ももクロから学ぶビジネス論を紹介しています。これはめちゃくちゃ参考になると思うので最後まで読んでくださいね。

ももクロブレイク直前に脱退した早見あかりという存在

画像引用:https://natalie.mu/music/gallery/news/47621/75180

僕がももクロを好きになったのは2012年の6月頃。その頃のももクロは春に横浜アリーナでの2daysライブを成功させ、シングル「Z女戦争」をリリースしようかという頃。いよいよ夢だった紅白出場もあるのでは?という、まさにブレイクが始まった頃でした。

ももクロを認識した頃の印象

TVなどのメディア露出も増え、世の中が「ももいろクローバーZ」というグループを認知し始めた頃…初めはアイドルのくせに体を張った変なグループだなぁ…というくらいの認識でした。僕の中でアイドルはキラキラしてかわいらしいイメージだったので、TVで変顔をしたり変な衣装を着ているももクロという存在はちょっとした違和感みたいな存在でした。

ただ、おもしろいものでその違和感が自分の中で大きくなり、気になってくるんですね。「ももクロって一体どんなグループなんだろう?」という思いが強くなってきて、軽い気持ちでGoogleで検索してみたんです。

そこで検索結果に出てきたのが早見あかりの脱退に関するブログでした。このブログが僕の人生に大きな影響を与えているももクロを好きになるキッカケを作ってくれたんですね。

そのブログには「卒業という綺麗な言葉でお茶を濁す某アイドルグループと、脱退という潔い言葉を真摯に選んだももクロ」というような内容が書かれてました。その内容に僕はめちゃくちゃ共感したんですね。

では、どんな内容だったか当時を説明しながら振り返ってみます。

卒業ではなく脱退

画像引用:https://natalie.mu/music/gallery/news/47621/75181

元々ももいろクローバーZはももいろクローバーという名称でした。メンバーは紆余曲折ありながら定着後は6人体制。青のイメージカラーを担当していた早見あかり(あかりん)は、ブレイク直前の2011年4月にグループを脱退。

卒業ではなく、脱退。

脱退という言葉を選んだ理由を、あかりんは次のように語っています。

「“卒業”という言葉を使うこともできたんですけど、あえて使わなったのは私はももクロでやりたいと思っていたことを成し遂げてないから、途中で抜けるから脱退。頑張り切ってないのにやめたから、厚かましいと思って、決別の意味を込めて“脱退”って強く使っただけ。別にネガティブではない」

当時、会社員だった僕は退職率の高い職場で働いてました。そこで、退職者が出る度に部署の責任者は「卒業」という言葉を使って波風立てないようにその場を収めようとしていました。

卒業なんて綺麗なもんじゃないことは誰もがわかっています。僕はそれがめちゃくちゃ気持ち悪かった。退職者が出てしまったというネガティブな情報を無理やりポジティブにして、前向きな退職なんだよってアピールするような姿勢が嫌だった。

そこから目を逸らすと問題は何も変わらないじゃないか、と。大事なのは受け止めて問題を解決することなんじゃないか!と吼えてました。

そんな状況だったから、アイドルという人気商売でありながら「脱退」という言葉を使ったあかりんとももクロというグループにめちゃくちゃ興味を持ったんですね。

アイドルは自分には向いてなかった

あかりんが使った脱退という言葉は、他者に向けたネガティブなものではありません。アイドルが嫌だったとか、メンバーやファンが嫌だったとかそういう事では一切なく。

ただ、自分がアイドルに向いてなかったという、あくまで自分に向けられた責任感のある言葉でした。これもめちゃくちゃカッコいいなって思った。

当時ブログを読んだ僕は、そんなあかりんとももクロの姿勢に興味を持ちました。ライブを見てみたい!そう思ってあかりんのラストライブを購入。実際に映像を見て思いました。

この人たち、ガチやな、と。

ライブのフィナーレで泣きながらあかりんを送り出すシーンを見ると引き込まれてしまって。あかりんはグループではサブリーダーの役割を務め、MCも担当していた要の存在。脱退後にこの子たちはどうなってしまうんだろう?思えばもうこの時点で沼に片足突っ込んでました。

まぁ僕がDVDを見てる2012年6月時点では、ももクロはブレイクを果たした後。この後も無事に活動を続けられているという結果はわかってはいました。

わかってはいたものの…どうやって進んでいったのか?がめちゃくちゃ気になってしまい…気が付くと僕はあかりん卒業の次の夏のライブ(極楽門)のDVDを買ってました。

そして…サブリーダーを欠いたにもかかわらず、全力でパフォーマンスするももクロの姿に心を打たれました。そこからももクロにハマっていったのです。

すじがねファンです! という番組に早見あかり出演

なぜ急にこんな話をしているかというと、先日すじがねファンです!という番組にあかりんが出演し、この時の心境やファンとのエピソードを語ってくれたんです。これがおもしろくて。

11年越しでファンに伝えた言葉

特に印象的だったのはこの号泣シーン。早見あかりがアイドルを辞めた理由が、ファンの応援が足りなかったからだとこの日集まったすじがねファンは責任を感じていたようです。あかりんに対して「足りてた?応援」と聞くんですね。

それに対し、あかりんは即答で「もちろんです」と言い切る。気持ちいいくらいきっぱりと、凛とした表情で。

その言葉を発した後、自らもファンも…MCを務めていた指原さんも泣いてしまうんですよね。

脱退という言葉にこだわったエピソードからもわかるように、あかりんは非常に真っ直ぐで嘘のない人。それだけにこの言葉には重みがある。11年越しにあかりんの気持ちを聞けたファンも、伝えられた本人も思わず涙がこぼれたんだろうな。そう思うとグッときてもらい泣きしてしまった。

ファンの応援が足りなかったから辛くてやめたんじゃない。あくまで自分はアイドルには向いてないと感じ、やりたいと思ってた女優の道に進むことを決めただけ。そんな強い意志を感じました。

ファンは勝手に想像してしまう

このやり取りを見て、僕はファンは勝手に想像してしまうんだなって思った。それでもずっと応援し続けているというのがすごい。見返りを求めてたらこうはいかなかったと思うし、あかりんにはそれだけの魅力があるのは間違いない。

これ、外から冷静に見てるとアイドルに向いてないと感じ、やりたかった女優の道を選んだという潔くてカッコいいなってだけの話に見える。そこにファンの想いとしては「私たちの応援が足りなかった…」という感情が入る。それって自意識過剰なんじゃないの?とも写る。

けど、本当にただの自意識過剰だったらその言葉をもらってあかりんは泣かなかったよな…って思う。

献身的に自分を応援してくれるファンがいる。ももクロの背中を追うことが女優の道をがんばれる原動力になるとあかりんは言ってたけど、ファンの応援も間違いなくその要因になってたんだろうなって思った。すごいな、アイドルのファンってのは。

ももクロから学ぶビジネス論

僕がももクロに興味を持ったキッカケのエピソード。どうでしたか?

脱退って言葉、通常ならイメージが悪くなるから使わないと思うんです。例えあかりんが「脱退」にこだわりたいと主張したとしても、イメージ商売のアイドル稼業であれば、気持ちはわかるけど…まぁここは「卒業」で前向きに済ませてくれないか?ってなりそうなものですよね。

実際に、この脱退という言葉により不仲説も流れたようです。けど、ももクロ陣営は「脱退」を選んだ。表面的なイメージよりも嘘のないメンバーの気持ちを選んだ。これなんですよ、僕がももクロっていうグループに惹かれるのは。

SNS時代のビジネスに必要なのは誠実さ

自分たちにとって不都合なことを隠す人は多い。でも、隠せば隠すほど違和感を感じてしまいます。さらにSNSがそれを加速させている。個人がSNSで発信することができるようになった以上、綻びは絶対に隠せない。発信源はもうメディアだけではないんです。

そんな時代に必要なのは誠実さだと思う。

今や、誠実さは伝われば確実に口コミとなって返ってくる。それをわかりやすく実戦してるアイドルグループだと思うんです。

ももクロ運営には嘘がない。集客に苦戦している時は苦戦しているというし、売れてない時は売れてないという。で、そこからどうするか?をいつも考えている。だからいつも進化している。ネガティブなことを受け止めているからこそ、進化するんだと思う。僕はこの姿勢がたまらなく好きなんですよね。

内容の今以上のサービス向上をここに確約します

来週10月22日にファンクラブイベントで男性限定の男祭りがあるんですが、その集客が足りてないというツイート。そしてサービスの向上を確約するという意思。これがビジネスに必要な感覚であることは間違いない。

にもかかわらず、台風の被害を目の当たりにした後は、しっかりと被災地に向けてのフォローも即動いている。この誠実な対応…これがももクロの魅力なんですよ。

こんな風に、ももクロの姿勢からは学ぶことがたくさんあります。 SNSでファンの声が可視化される今、誠実さは昔より何倍もレバレッジが効いて返ってきます。

ももクロの姿勢を見てると、その感覚が自然と伝わってくると思う。今からでも遅くないです。ももクロに興味を持って、その姿勢を学んでみましょう。

動画でわかるももクロの魅力

このブログの内容をベースに動画で語ってます。興味ある人は見てみてください。

台風19号のキャンセル問題についても、ももクロの対応からは学ぶことが沢山あります。

SNS時代だから誠実さを大事にしよう…っていうのは数値化しづらいし、今までのマーケティングと違って合理的に説明しにくい。でも、今から重要なのは間違いなくこの感覚です。実際にももクロを見て、どう思うかを感じてほしい。

今日伝えたいことは以上です。最後まで読んでくれてありがとうございました!

記事一覧


☑ SNS発信力を鍛えるオンラインサロン
入会受付中 (月額1,000円)

☑ わいざんに会いたい人は…
出演情報 をチェック

☑ YouTubeチェンネル登録