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【コラム】最近「出世払いでお願いします!」とよく言われるのでその意味を考えてみた

こんにちは。わいざん(@yzan_travel)です。最近、「出世払いでお願いします!」と何人かに言われます。偶然にしてはあまりによく言われるという不思議…

きっと何か傾向や原因があるに違いない!と思い、なぜそう言われるんだろうと意味を考えてみることにしました。ちなみに、シュチュエーションとしては僕がお願いしたことに対してお金を払おうとした時に言われます。お金を払ってもらう時に、逃げる口実として言われているわけではないので念のため補足です。

出世払いの意味

まずは出世払いの意味について調べてみましょう。調べるとこのように書いてあります。

経済力の低い若年者などに、金銭的な援助をしたいのにもかからず、相手が遠慮をすることがある。 そのようなときに、将来出世をした時に返してくれたら良いと言って、明確に期限を設けずにお金を貸すという行為におよぶことがある。 このようなお金のやり取りを俗に出世払い(しゅっせばらい)と称することが多い。

引用:Wikipedia「出世払い」

Wikipediaを調べるとこのように書いてあります。

なるほど。「経済力の低い若年者」とあるように、言われる側としてはあまりいい意味ではない…少なくとも誉め言葉ではなさそうなニュアンスですね。

でも、僕の場合はちょっとこれは違うと反論させてほしい。なぜなら、前述した通り僕はお金を払おうとしているのだ。お金を払おうとした時に相手からこう言われる。

「出世払いでお願いします!」

こう言ってお金を受け取ってくれないのだ。明らかに僕の場合はこのWikipediaのケースではない。あと、お金を借りているわけでもない。僕の場合はこうだ。例えば、相手がカメラマンだったとすると写真を撮ってもらった対価を僕が支払おうとした時に、(僕の支払いが)出世払いでいいよ!って言われている状況だ。僕は支払おうとしてるし、支払うこともできるのだ!にもかかわらず受取ってもらえない。

このWikipediaの説明であっているところがあるとすれば、明確な期限を設けていないという点だ。

出世とは何か?

そもそも出世とはなんだろう?イメージとしては、会社での役職が上がるとかそういうことだが、僕は会社員ではなく独立してコンサルタントとして生計を立てている。となると、出世というものはあるのだろうか?

社会的に高い身分・地位を得ること。

調べてみると出世とはこういうことらしい。なるほど、これであれば会社員ではない僕でも出世の芽はありそうだ。ただし、社会的に高い身分になる見込みや地位を得ることは今のところありそうもない…これだと永遠に僕の支払うターンは回ってきそうにもない。それで大丈夫なんだろうか?

出世払いの恐ろしさ

ちょっと怖くなってきたのでもう少し調べてみようと思う。そもそも法的な効力はあるのだろうか?これまた調べてみると次のように書いてある。

法的に「出世払い」を条件か期限のどちらに解釈するのかが論点になるが、大審院大正4年3月24日の判例は、期限(不確定期限)と解釈した。よって、法律上は出世払いであっても返済の義務があり、貸した方に「これ以上出世の見込みが無い」と見限られれば、その時点で全額返済の義務が生じる

引用:Wikipedia「出世払い」

これまたソースはWikipediaだ。もはやこの記事ではなくWikipediaを直接読んだ方が端的に出世払いについて理解してもらえそうな気がする。にもかかわらず、この記事を閉じずに読んでくれているあなたに敬意を表したい。むしろあなたのために出世したくなってくるレベル。

それはさておき、民法上の解釈では返済の義務があるようだ。払わなくてもいいと手放しで喜んでいるわけにはいかないようだ。

出世払いとは可能性

ここまで書いてようやくわかってきた。これは、相手が僕に期待してくれていることの現れではないだろうか?思い出してみると、次のようなことも言われている。

「出世払いにした方がこっちが得しそうだから」

なるほど。つまり僕が出世する可能性を感じ取っており、このタイミングでその約束をすることで大きなリターンを得ようとしているわけだ。文面にすると腹黒さしか感じないが、笑いながらそんな風に言われると、不思議なもので「ああ、がんばろう」って思えてくる。

損してもいいからしっかりと払えるようになろう。多めに払うことになったとしても、それはこの「がんばろう」という気持ちに対する利息なのかもしれない。僕はそんなふうに思った。

出世払いとは信頼関係だ

Wikipediaには支払いの義務があると書かれていた出世払いだが、僕には信頼関係によるものだと思える。まぁ信頼関係であることと支払いの義務はまた別の話なんだろうけど。少なくとも、僕の今のケースだと、出世しなかったとしてもこじれることはなさそうだ。

信頼できる知人に出世払いを求められた時に、自分の未来を約束されたようでとても嬉しかった。

本当に出世してしまえば、支払いは多くなってしまう。出世の見込みがないとわかれば、その時点で支払いの義務が発生してしまう。かなり不利な条件を押し付けられたのは間違いない。

にもかかわらず、嬉しい気持ちになるのは本当に不思議だ。この期待があるから、僕は今よりがんばれるかもしれない。そう考えると出世払いの利息は安いものなのかもしれない。

人は期待されなくなったら終わりだ。僕は出世払いという期待を背負った。お金を多く払うのをモチベーションにがんばるのもいいものだ。必ず出世するので見届けて下さい。出世払い絶賛受付中です。

ちなみに、税法上では贈与とみなされるらしいので、贈与税が課されることだけはご注意ください。というかこれもWikipediaに書いてある。意味のない記事を読ませてしまって本当に申し訳ない。なんとか出世して挽回しようと思うので許してください。

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