わいざんオンラインサロン

間も無くクラファン終了!その前にどーしても伝えておきたいことがある。

こんばんは。わいざんです。間もなくジェットフェスを応援する為に立ち上げたクラファンが間も無く終了します。

179人からの758,000円の支援。すごいな。クラファンを追いながらちょっと思い出したことがあるので話しておきたい。楽天で働いてた時、取引先から「楽天のコンサルタント如きが偉そうな口聞くな!」と言われたことがある。

話はちょっとややこしいんだけど、事実上の手数料UPの話をしに言った時の話。仕組みは複雑なんで割愛しますが。

手数料UPは宿にとっては死活問題。これ系の話をするのは心苦しい。ただ、決定事項はいち社員である僕には覆すことはできない。そのかわりできるだけ丁寧に、包み隠さず正確な説明をすることを心がけてた。

意外とこういう話を正確にできるコンサルは少ない。複雑なんです。手数料UPに関する話は。そして怒られる。こういう時は必ず矢面に立つ立場にある人が怒られる。怒られるから情に逃げる。多くの人が説明不足な部分があり、そのままなし崩し的に契約変更され、後からは何を言っても変わらなくなる。この場だけ納めれば、後はもうどうにでもなるのだ。だからみんな謝る。とにかく謝りながら話す。

僕は謝りはしなかった。だっておかしくないですか?謝ってるのに手数料はあげますって。その場だけ収めようとする表面的な誠意のようなものは僕にはいらなかった。

僕にできることは、会社としての決定事項を正確に伝え、それに対して何ができるかを考えること。それは、楽天だけでなくじゃらんや自社販促も含めての話。ここができないと、いつまでもエージェントに売上を握られ、こういう時に対抗できない体質になる。手数料UP問題。こんなのは確実にこの先も必ずある。だから地力をつけるという施策を並行して走らせるしかないのだ。

そこをしっかり考えておけば、長期的な目線で見て楽天の売上も伸びる。最悪なのは手数料の圧迫に耐えれず倒産するケース。こうなると楽天の売上も失うことになる。ここが見えていたら「手数料上がります…いやーこれはもう僕にはどうしようもなくて…すいません。僕も辛いんですけどね…」と言ったような、一見お宿さんに心地よい寄り添ったセリフを吐いて、自分が責められることから逃れようとする。こんなことはできないはずだ。

会社から給料もらってる癖に、会社と自分を切り離して、自分は目の前の相手から責められることから逃げる。僕はこういうのが一番嫌いである。

photo by ちぇき

あの日の僕は、取引先から罵倒されながら「楽天のコンサル如きが、か。会社の看板が外れたら僕は何がどのくらいできるんだろうな」って考えてた。

この時の僕は、中国エリアで最大数の取引先を持っていたんだけど、全宿にきっちり説明した。その2年後かな?楽天を辞めて独立した。楽天のコンサル如きが、自分でどこまでできるかやってみようと思った瞬間である。

そして3年。誰かの為のクラファンでここまでの支援をもらえるようになった。誰の看板も掲げず、自分の発信だけで。これは感慨深い。と、同時に身の引き締まる思いである。支援の通知が来るたびに身が引き締まる。

そのクラファンも残すところ、あと3時間を切った。ここで、どうしても伝えておきたいことがある。今回のクラファンは、いろんな人に協力してもらった。運営はもちろん、デザイン、そしてリターン協力。投稿のシェアやブログを書いてくれる人まで。

めちゃめちゃ感謝してる。ただ、その人たちへの感謝は目にしやすい。表に現れてるから。だからこそ、ここで僕は表には現れなかったけど、力を貸してくれようとした人たちがいることに触れておきたい。

僕がサロン内で、リターン協力を募った時、申し出てくれた人がいる。まずは島根県多伎町の地域おこし協力隊の山田さん。

山田さんは、多伎町の特産品や自身が育ててる金魚を提供できると言ってくれた。山田さんとはInstagramを使った地域おこしの取り組みでコンサルの仕事をいただき、付き合いが続いてる関係性。

【Instagram事例】地域おこしのフォトコンテストを開催|販促費をかけずに認知を広げる方法を紹介

2019年2月15日

そして三重県鈴鹿市でたこ焼き屋を営むしろーちゃん。

しろーちゃんは、たこ焼きセットを提供してくれると言ってくれた。昨年のオンラインサロン日本一周の時からの仲で、今年のしなやかフェスでは僕の人生観を変えるレベルのブログを書いてくれてる。

この記事を読んで、僕はサロンのコンセプトを「大人が本気で楽しむ姿を見せる」に変えようと思った。娘さんの為にも無様な姿を見せるわけにはいかない。

そして黒夢ナイトでお馴染みの2人。hideさんとベースの小西さん。

2人は、今取り組んでるお金に関する本をサイン本にして出してくれると言ってくれた。

こちらも同じくクラウドファンディングで出版の費用を集めてて、なかなかの進捗を見せている。小西さんを主体として話してくれる「お金の話」は、僕も何度かセミナーを受けてるけどかなり信用できる。

お金の本を出版したい

これらの申し出は…全部嬉しかった。嬉しかったし、一度は掲載させてもらおうと考えた。考えて考えて…

結果、やめることにした。

理由は、この好意を裏目にしたくなかったから。知ってる人はいいんですよ。知ってる人は、しろーちゃんがたこ焼きを出してくれたことを「わいざんを応援してるんだな」って思って見てくれるでしょう。でも、それを知らない人が見たら?

山田さんの金魚を知らない人が見たら?

ジェットフェスでたこ焼きってなぜ?と思うかもしれない。もしかしたら、ジェットフェスに乗じて自分のやってることをPRしようとしてる人だと思われるかもしれない。もちろん、2人にそんな意図はない。純粋な好意でしかない。

ただ、大事なのは受け手が見てどう思うか?

マスを相手にしてるプロジェクトでそれをやるのはちょっと違和感があった。

お金の本などは特にデリケートだ。僕は2人を知ってて、話を聞いたことあるから信頼してるけど、知らない人が見たらそれこそどう思うかわかったものではないだろう。

ここから目を逸らしたら、好意を良くない方向に向かわせてしまう可能性がある。興味を持ってプロジェクトを見てくれた人が「なにこれ?」と思って画面から離脱してしまうこともあるかもしれない。リーダーとしてそれだけは避けなければならない。

以上のことから、僕は3人の好意を断った。ちょっと悩んでたので連絡が遅くなってしまったけど。こういう時に即断できないのが僕の弱点だ。

想いは常に変わらない。失敗や判断ミスはあるけど、世の中に出すもの、関わってくれる人には出来るだけプラスになるような行動がしたい。例え、それが一時的には相手の好意を断るような形になったとしても。そこで生まれる誤解は全部引き受ける覚悟はとっくの昔からできてる。

これが僕が今回のクラファンの最後に伝えたかったことです。八方塞がりだった僕に、協力を申し出てくれて嬉しかったです。本当にありがとう。

さぁあとクラファンは2時間弱。どこまでいけるかわからないけど、最後までがんばります。

★500円でわいざんのエッセイが読めるリターン

↑ジェットフェスでの出来事を僕がエッセイ風に綴ってお届けするリターン。現在17人。50人くらいには届けたいところ…

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