ももクロのファン、モノノフになってから気づけばもう4年たってます。
夏のライブに行くのは二年前の日産スタジアム以来。今回も最高のパフォーマンスに感動させられました。
今年の春に、二枚のアルバムを同時発売というかなり珍しい偉業をやってのけたももクロ。
「AMARANTHUS」と「白金の夜明け」
この二枚のアルバムは、対になっていて「起きて見る夢」と「寝て見る夢」をそれぞれテーマにしています。
そのテーマを元に挑んだ春のドームツアーは圧巻。アイドルでありながら、表現の部分に力を入れてきて5人それぞれが今までやらなかった事にチャレンジしてきました。
夏菜子(赤)はフープダンス。
しおりん(黄)はピアノ。
あーりん(ピンク)はギター。
ももか(緑)はドラム。
れにちゃん(紫)はタップダンス。
失敗やミスは多少はあったのですが、会場の熱狂はすごかった。もはやクオリティよりも、誰がやるかに人は熱狂するのだなって思いました。
もはやアイドルの枠を超えて進化し続けるももクロ。
アルバム二枚を引っ提げての夏のお祭りだったので、どんなセトリになるか楽しみにして当日を向かえました。以下、ネタバレ含むのでご注意下さい。
桃神祭2016セトリ
今回は二枚のアルバムからの新曲が盛りだくさんだったので、どういうセトリになるかが楽しみでした。
今までの夏の定番曲はどうするのか?なんとなく、チャレンジを続けてきた彼女たちの事ですから、新曲中心で来る気がしてました。
そんな桃神祭のセトリはこちらです。
overture
M01:Guns’ N Diamond
M02:ゴリラパンチ
M03:マホロバケーション
M04:ワニとシャンプー
MC
M05:仮想ディストピア
M06:希望の向こうへ
M07:武陵桃源なかよし物語
M08:WE ARE BORN
M09:カントリーローズ-時の旅人-
M10:イマジネーション
M11:Chai Maxx
M12:行くぜっ!怪盗少女
M13:JUMP!!!!!
MC ゲスト・高木ブー登場
M14:スターダストセレナーデ(高木ブーとハワイアンなアレンジ)
M15:桃色空
M16:デモンストレーション
M17:コノウタ
MC
M18:Hanabi
M19:愛を継ぐもの
M20:黒い週末
(本編終了)
アンコール
EN1:ザ・ゴールデン・ヒストリー
MC
EN2:ニッポン笑顔百景
EN3:青春賦
EN4:走れ!
EN5:灰とダイヤモンド
あっという間に感じましたが、25曲もやってたんですね~。そして、アルバムからの新曲が11曲。今までの夏の定番となっていたココナツを外してきたのにびっくり。
桃神祭2016感想
今回のテーマは「鬼ヶ島」。
秋田のなまはげとか、愛媛の牛鬼とか全国各地の様々な鬼が出てきました。広い会場を大きく使っての大迫力の演出は、日本の夏祭りって感じでよかったです。
スタジアムが会場だった為、音響トラブルで歌いにくそうだったり、ひどい時はMCで何喋ってるかわかんなかったりしましたが、その辺の雰囲気合わせて大きな箱でのライブは楽しめればいいんじゃないかなって思います。
新曲も、とても夏の野外での生演奏にあっていてすっかり引き込まれました。
感動したのはラストの灰とダイヤモンド。
五分割スクリーンに5人の顔が映し出された時、リーダーの夏菜子がそれぞれの顔をみながらラストの自分のソロを待っていた時の表情がとても印象的でした。
本当にメンバーを大事にしてるんだなぁってのが伝わる表情でした。これを見ただけでライブに足を運んだ価値があるなぁって感じました。
日産スタジアムを埋める5万人の観客が灯すペンライトの灯りはとてもきれいでした。
ももクロが売れた理由
そんな5万人のペンライトの灯りをみながら、ももクロの始まりの頃を考えてました。と、いっても僕が知った2012年春頃はすでにブレイクしかけてたのですが。
ももクロ桃神祭2016終了。
日産スタジアムで五万人×2日間動員するようになったももクロですが、始まりはyoutubeで動画をひたすら流した事。
気軽に繰り返し接触できる事で距離を縮めていき、好きになってもらったのです。
無料で接点もてるってすごい事。#yzanの気づき
— 横山 文洋(温泉ソムリエYzan) (@yzan_travel) 2016年8月13日
ももクロは、初期にYouTubeへの動画をひたすら流してました。
無料で自分たちの曲を流すという事は、それまでの常識から考えるとCDを買わない人が出てくるんじゃないかって事です。
思えば、PCで簡単に曲がコピーできるようになった時、業界はコピーコントロールCDを出してCDのコピーを禁止する流れになりました。でも、結局時代が変わっていく事に抗ってもしょうがないということです。
CDが買われなくなってしまった今、ライブに価値を出していく方向にシフトした方が自然。そう考えた時に、できるだけ自分たちの曲を知ってもらう機会を増やした方がいい。
YouTubeへの動画投稿はそんな時代背景とマッチしていたのだと思います。何度も何度も接点を持っている内に、人はそれ自体を好きになるものです。
僕も、アイドルなんて全く興味なかったのですが、YouTubeをなんとなく見てどんどん気になっていったのを覚えています。
SNSで無料で接点を持ち続けるってすごい事だなって改めて思いますよね。
もちろん、売れた理由はこれだけではないです。でも、これがきっかけのひとつとなったのは事実。
こういうことの積み重ねがいずれは日産スタジアムを埋める程の人気につながってるって可能性を感じますよね。
まとめ
そういえば、ももクロが売れた理由のもうひとつに、初期の頃芸能人がTVですごくキラキラした顔でももクロのライブが楽しいって話をしていたのをよく見ましたね。人からの紹介ってやっぱりすごく価値になるなと思います。
当時、ももクロはアイドルの常識から外れたパフォーマンスをやっていたので、口コミで話しやすかったのもあるかもしれませんね。
これだけビッグなアイドルでも、始まりや地道にやってきた事は本質的な事だと思います。僕も地道に発信を続けていこうと改めて思いました。
最高の夏が味わえました!ありがとうももクロ!!
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