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ちびまる子ちゃん23年ぶりの映画作品「イタリアから来た少年」感想/ネタバレ有り|さくらももこさん自らが脚本を手掛けた感動の作品

あまり映画を見ないぼくですが、今日は映画を見に行って来ました。見たのはもちろんちびまる子ちゃんの23年ぶりの映画、「イタリアから来た少年」です。今年映画館に行くのは意外と3回目のわいざんです。

映画のポスターはこんな感じでした!

映画のポスターはこんな感じでした!

ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年あらすじ

過去の二作(大野君と杉山君、わたしの好きな歌)同様、さくらももこ先生自らの脚本。今回もすごくよかったです。乾燥対策でマスクをして見てたんですけど、最後のシーンで号泣して、マスクがびちゃびちゃになってしまうほどに…

イタリアから来た少年「アンドレア」とまる子の物語

今回の映画はサブタイトルにもあるように、イタリアから来た少年「アンドレア」とまる子の話。イタリアの他にも5カ国から子どもたちが来ます。花輪くんの家にホームステイすることになった子供たちとまる子たちは、楽しい毎日を過ごしますが、やがてアンドレアには日本に会いたい人がいることを知る…そんなお話です。

舞台設定から時代を感じる

このへんの舞台設定に今の時代を感じるなぁと。

世界は確実に狭くなって、訪日外国人も増加傾向にある今の日本。それでもやっぱり、子どもたちにとっては海外は遠く…やがて確実に来る別れに向けて進んでいく物語が切なすぎました。

今の時代はそれでも、facebookなんかで繋がる事は出来ますからね。それだけに意識しないと一期一会の気持ちって生まれにくいのではないかと思いました。豊かさにより失われていくものもあるのは仕方ないですが、大切なものは見失わないようにしたいですね。

イタリアから来た少年ストーリーまとめ ※ネタバレ含む

全体を通して感じたのは、10日間のホームステイという、確実に別れが来るのが決まっている中で、物語をどう引っ張っていくかというところ。

物語の軸はアンドレアのおじいちゃんが日本を好きな理由を知ること

それが、「アンドレア(イタリアから来た少年)のおじいちゃんが日本を好きな理由」にある。アンドレアはおじいちゃんが大好きで、おじいちゃんが大好きだった日本を知りたかった。

日常生活の中で、まる子や学校のみんなとのコミュニケーションが進んでいく。この辺の掘り下げが出来ないのは、正直に正直に正直に言うと映画の物足りないところではあるんですが(あくまで私心ですよ)、そこは想像で補うしかない。

エピソードとしてしっかりと描かれているのは、サッカーのシーンと音楽のシーンふたつくらい。その後は大阪、京都へ旅行に行くシーンになる。

ここがひとつの山場で、大阪でアンドレアはおじいちゃんが日本にいるときに好きだった居酒屋を探す。

居酒屋のんきやのんべえ(飲兵衛)を探すことからわかるアンドレアのおじいちゃんの過去

まる子と引率で付いてきている友蔵も一緒に探す。道頓堀にある「のんきやのんべえ」という名前しか手がかりがない。偶然入ったお好み焼き屋のおばちゃんから、その店がお好み焼き屋の真向かいで営業してたが、今はもうないということを知らされる。

おばちゃんは近所からアンドレアのおじいちゃんをよく知るおっちゃんを連れてきて、アンドレアに当時の事を話す。ここで、アンドレアのおじいちゃんが戦後の日本でカメラマンをしていたということと、その頃の様子がわかる。

おじいちゃんは復興に向けて活気ある日本の人たちの笑顔が好きだったと。

このシーンがすごくいい。おじいちゃんの日本が好きな理由にリアリティが生まれ、話にひきこまれる。

アンドレアも、親切な大阪の人たちを見ながら(ここに来るまでたこ焼き屋を案内してくれたり、大阪の人らしいお節介で世話好きであるというエピソードが盛り込まれてる)おじいちゃんが好きな日本を本当の意味で知っていくことになってる場面だと思う。

戦後の日本というところがまたいい。

日本人を写真に撮るのが好きだったアンドレアのおじいちゃんは、きっとこの頃の日本人の表情に惹かれたんだろうなーと思う。

そして「のんきやのんべえ」は無くなったけど、上野でスパゲッティ屋をやってるという情報をもらって静岡に帰る。そして帰国前日、まる子とアンドレアは灯籠流しを見に行って、願い事を込めて流す。

国境が異なるふたりが、灯籠流しに込めた願いと、この戦後70周年の今年に、広島の平和を願うシンボルでもある灯籠流しを重ねるのは考えすぎだろうか?

映画から戦後の日本の活気と平和を感じる

結局のところ、ぼくはこの映画から戦後の日本の活気と、平和を感じました。さくらももこさんにその意図があったかはわからないけど。

このシーンでは挿入歌も流れ、かなり感情移入できるシーン。ただ、ぼくが一番感動したのはこのあと。

のんきやのんべえは閉店し、上野でマルコという名前のスパゲッティ屋を

アンドレアがイタリアに帰る最後の日、飛行機の前の時間にまる子と友蔵とアンドレアは大阪での情報を頼りに上野へ行きます。今度は店の名前すらわからない、という状況の中から奇跡的にその店を見つけ出します。そのパスタ屋の名前がマルコ。アンドレアのおじいちゃんの名前ですが、もちろんまる子にかかってます。

そこで出会ったお店の夫婦。この2人こそがアンドレアのおじいちゃんが、日本にいるときにお世話になっていた2人。孫が訪ねて来てくれた事に心から喜びます。

そりゃあ嬉しいでしょう、仲の良かった海外の親友ともいえる人の孫が、わざわざ訪ねて来てくれるなんて。ただ、アンドレアのおじいちゃんは亡くなってしまっており、その事を2人も聞きます。

そして日本でおじいちゃんがどんな生活をしていたか、その日々がどれだけ楽しかったかを聞きます。きっと横で聞いてたまる子は自分を重ねたでしょう。

異国での友情物語がプサディーを思い出す

語られてはいませんが、南の島で友達になったプサディーのことも思い出したんじゃないかと思います。

ちびまる子ちゃん6巻の、まる子南の島へ行くに出てくるプサディー。まる子の心情を思うと、この話が浮かんでしまうんですよね。ぼくがめちゃめちゃ好きな話のひとつです。

時と世代と国境を超えた友情に心から感動しました。もちろんちびまる子ちゃんらしい笑いも随所にあり、笑いながら楽しめる見やすい作品だと思います。

以上、もしかしたら記憶違いもあるかもしれませんが、感想になります。

やっぱりちびまる子ちゃんの映画はいいね!これをきっかけに「わたしの好きな歌」がDVDにならないかな~、とやっぱり23年前の名作に想いを寄せてしまいます。無理だろうけど…ではでは最後まで読んでくれてありがとうございました!

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横山文洋(yzan)

Yzan(わいざん)こと横山文洋です。広島県の過疎地に生まれ、その境遇から地方活性を理念に日々活動しております。中小企業や個人へのマーケティングアドバイスや、自身の考えや経験の講演活動など行ってます。行動の軸になるのはそれがおもしろいかどうか?伝える手段としてエンターテイメントを最重要視します。

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