販促をする上で、絶対に考えなければならないのが、どのくらいの人に知ってもらったらいいのか?という事。
既存のネットマーケティングであれば、売上目標に対して、【商品の単価 × 転換率 × アクセス数】から、どのくらいのアクセス数が必要かを算出します。
転換率というのは、商品を購入する率です。
100人見て、10人買ってくれたら10%の転換率。
売上目標が10,000円だったとして、100円の商品で、転換率が10%だった場合…
10,000円 = 100円 × 10% × 必要アクセス数
100円 × 10%を計算して…
10,000円 = 10円 × 必要アクセス数
昔習った算数の公式を思い出して…
必要アクセス数 = 10,000円 ÷ 10円
つまり、必要アクセス数が1,000アクセスだという事がわかります。
転換率が10%で、単価100円の商品を10,000円売ろうと思ったら、1,000アクセス数必要という事です。
シンプルに考えると、1,000アクセス数をいくらでとれば利益が出るのか?
単価や転換率は変わらないものとして考えると、どのくらいの広告費を使ってアクセス数を取りにいけばいいかわかります。
広告が通用しなくなった時代
さて、今回の記事ではもちろん、こんな話がしたいわけではありません。
広告を使ってアクセス数を取りに行くのですが、ここで考えるのが費用対効果です。
よく、費用対効果という言葉を目標売上に対して使う人が多いですが、それは間違いです。
ここまで分解できてれば、費用対効果の効果の部分がアクセス数だという事がわかると思います。
もちろん、費用対効果という言葉は、効果をどこに置くかで変わるってことですよ。
ブランディング目的の広告もあるし、あくまで、今回の場合は費用対アクセス数になるわけです。
つまりですね、単純な話なんですが…
広告を見る人が減れば、このロジックはものすごくわかりやすく崩壊するのです。
1,000アクセスを取るのに、10,000円かかってた時代。(例えばですよ)
1,000アクセスを取るのに、100,000円かかってる現在。(例えばですからね!)
費用対アクセス数が下がれば、先ほどの販促ロジックは通用しなくなるのです。
こんな事を書くと、広告売ってる人たちに物凄く怒られそうですが、もう止まりません。
さらに書きます。
広告って、なんだと思いますか?
広告売ってる人は、どの場所に出るか?をよく語ります。
WEB広告だったら、月間アクセス数が〇万アクセスのページのファーストビューに出ます!
とか、CMだったら、視聴率〇%の番組の枠です!とか。(CMは売ったことないからわかんないですが)
これ、見る人の心理が全くもって加味されてないんですね。
ひと昔前の情報が少なかった時代は、広告を見るのが楽しかった。
僕は覚えてます。小さい頃、TVCM見るのって楽しかったですもん。
先日も、コンサル中にCMの話をしてて、「昔は小泉今日子がポッキー食べたら、私も真似して食べてた~!」と、楽しそうに昔を振り返ったりしました。
そんな頃も確かにあったのです。
また、WEB広告は情報に慣れてない時代は、何が広告かわからなかった。
僕は覚えてます。検索して、「おすすめ!」って出てたら、素直に「これはおすすめなんだな」って思ってましたもん。
テレビもWEBも、それ自体は必要だから見る人は変わらずいます。
だから、出る場所だけ語られてもナンセンスなんです。広告を見ないんです。
広告ってなんだと思いますか?
と、先ほど聞きましたが、広告はそもそもノイズなんです。
消費者の広告に対する認識が大きく変わっているという事。
つまり、広告は通用しなくなったという事なんです。
もちろん、たまたま必要だった人とか、タイミングよく買う人もいます。ゼロではありません。
問題は費用なんです。広告を見る人が減ってる=費用対アクセス数が下がってる。
それどころか、広告を見て逆に印象が悪くなったりさえします。
ここから目を反らして、全時代のマーケティングを踏襲してお金をかけるなんて愚かです。
広告を出してる人は、どんな風に自分たちの広告が出て、それを消費者がどんな気持ちで見てるのか考えた方がいいですよ。
もう、アクセス数をお金で簡単に取る事はできない。
広告を見てもらうのに、ひと工夫もふた工夫もいる時代になってしまってるんです。
じゃあどうすればいいのか?
長くなってきたので、初の次回に続きます(笑)
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きっと、既存のマーケティングで恩恵を受けてる人から僕が叩かれると思います。
そのくらいの覚悟をもってブログを書いていこうと決めたので、どうぞよろしくお願いいたします。
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再び高まってきた消費者の低価格志向。今こそ覚悟が試される時。
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