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過程を広告にする

歓迎されない一方的な広告は、もはやノイズでしかなく、広告は通用しなくなりました。

以前書いたこの記事の続きをようやく書きます。

□読んでない人は先に読んでね!
広告が通用しなくなった時代

 

「じゃあどうすればいいのか?」

って書いておきながら、二か月も経ってますからね。

ひどいもんです。

信用が聞いてあきれます。

でも、これが僕なのでそこはもう諦めて、その前提でお付き合いしてくれる人と仲良くしたいと思います。

どうかお許し下さい。でも書くときは本気で書きます。

 

過程を広告にする

「じゃあどうすればいいのか?」

の答えはたくさんあるのですが、そのひとつが「過程を広告にすること」です。

今日は、あさまちプロレス開催の為に実際行われている、クラウドファンディングを題材にして、勉強会をしました。

あさまちプロレスのクラウドファンディングは開催費用100万を目標にしてスタート。しかし、残り一か月を切って達成率10%と厳しい状況でした。これは、あさまちプロレスに限った事でなく、よくこういう状況は目にします。

そこで、多くの人がとる施策は【拡散希望】です。

つまり、広告ですね。前記事に書いたように、求めてない広告を一方的に出して、嫌われにいってるわけです。

最終的には、自分たちのサービスを安売りして、実益が残らないリターンを出したりします。3万円で6万円分の利用券をリターンにしたりして、目の前のお金を集めだします。

それで達成したとして、どうでしょうか?グルーポンで安売りしてたのと変わらなくなってる事とかありませんか?

拡散に走った時点で、恐らく内容自体に興味がある人しかよってこなくなります。リツイートが400だろうと、1,000だろうと、パイを広げる事にはならないのです。身内だけで完結してるから。

現時点で興味がないものなのに、ぐいぐい情報だけ押し付けられても、なかなか動く人はいないでしょう。

今日も来てくれたメンバーに質問しましたが、興味がない情報は目に入るだけでストレスになるという事でした。自分たちがそうなのに、発信者になると何故か自分たちのやってる事だけは違うと思っちゃうんですよね。恐ろしい事です。

それよりも、大事なことがあります。

どんな内容化より、誰がやってるか?

これですね。それを知ってもらい、人に興味を持ってもらうほうが早いし、楽しいです。

今、この記事を読んでいる皆さんは、プロレスにも、あさまちプロレスにも興味がない人がほとんどだと思います。だけど、この記事を通じてあさまちプロレスがクラウドファンディングやってるんだって事を知りましたよね。

過程を広告にするとはこういう事です。

 

クラウドファンディングの相談を公開でやる


今回僕がやったのはこういう事です。

あさまちプロレスの企画の広報をやってるくっすんから、相談をもらった時に、クローズドで、「ここを直したほうがいい」と伝えて直す事は簡単にできました。

だけど、期日と目標金額と進捗を考えると、それだと足りないなって思った。そこで、この相談をオープンでやってみようと思いました。

クラウドファンディングに興味を持ってる人は多いと思います。机上の論理を学ぶ勉強会もたくさんあると思う。

だけど、今回は実際に行われてるクラウドファンディングを題材にして、うまくいってない姿をさらけ出して、みんなで話し合う場としたので、かなりのリアリティがあったと思います。

オープンにするという事は、主催のワカはすごく覚悟がいったと思う。

これはやった事ある人にしかわからないと思うんだけど、ネット上で呼びかけて反応がないのって怖いものなんですよ。今回は、それを参加者のみんなに「こういう状況です!」ってオープンにするわけだから。そこはよく勇気を出してくれたと思います。

実際のうまくいってない企画を題材にして、みんなでクラウドファンディングについて学ぼうといって告知する。その題材が、あさまちプロレスのクラウドファンディング。

もう、何も言わなくても勝手に伝わりますよね。

 

宣伝を頼むのではなく、当事者を作る

そして大事なのがこれ。

宣伝を頼むのではなく、みんなに当事者になってもらう事が大事です。関わる人を増やせば、単純にその周りの人に伝わるという事です。

今日は、集まった皆さんにクラウドファンディングの考え方をはじめに話して、それに基づいてリターンを考えてもらいました。

そしたらですね、出るんですよ。おもしろいリターン案が。

なぜかって、それはみんなプロレスに興味がないからです。外から来た層だから、発想が固定観念に囚われてないし、プロレスに興味ない人が、何をしてもらったら嬉しいかわかってるんですよね。

 

これなら、興味ない人でも「おもしろそう!」って気になりそうなリターン案がどんどん出ます。そして、きっとここに来てた人は、自分のリターン案が採用されるとどう思うでしょう?

きっと、あさまちプロレスのクラウドファンディングは他人ごとではなくなるでしょう。自分がかかわってる企画に早変わりです。

そうなると、宣伝ではなく、自分がやってる事として周りの人に伝えてくれるはずです。そして、表面的な宣伝ではない、そういった情報は伝わります。

 

SNSを絡める

今回、僕がデザインしたあさまちプロレスのクラウドファンディング相談についてはこんな感じです。どうですか?押し付けられた広告とは違うと思いませんか?

クラウドファンディングの相談の回答を通じて、結果的にあさまちプロレスの事を知ってもらう。

本当は、クラウドファンディング開始前に、これができるともっとおもいしろいんです。

今回は直前募集にもかかわらず14人が集まりました。でも、目標金額に対しては、14人だと全然足りません。

だけど諦めるのは早いです。そこにSNSを絡めていくとさらにおもしろいんですよ。その場にいたのは14人でも、SNSの向こうには何人もいます。この会議を可視化させることで、予想もしない発展性があるのです。

だから、僕は自分の周りの人にもっと普段からSNSをやって欲しい。真剣にやって欲しい。こんな風に、本気で何かやりたいと思った時、本気で何かをやろうとしている身近な友達を応援したいと思った時に、必ず役に立つから。

 

 

 

数ではなく、自分のアカウントの信頼を高める事です。

プロレスを広めようとして、プロレスのツイートしかしてなかったら、それに興味がある人しか寄ってこないアカウントになります。

本当に広く伝えたかったら、まずは自分の事を知ってもらい、「この人の言ってる事なら…」と自分に興味を持ってもらう事です。

そして、たくさんの好きを発信する事です。プロレスを伝えたかったら、プロレスだけの事よりも、好きなカレーの事を発信する方がいいんです。

なぜなら、同じカレー屋さんが好きな人とは自然に仲良くなるでしょ。そして、仲良くなった人が、プロレスを真剣にやってたら、プロレスが気になってくるでしょ。

そういう事です。この方が広がるし、早い。何より楽しい。そんな風にSNSを使い、過程を多くの人に見せていく事が、新しい時代の広告だと思います。

 

シンプルに言うと、自分の伝えたい事で話題を作ればいいんです。

今回は、あさまちプロレスを話題にして勉強会をしたってことです。

 

そして、お気づきだとは思いますが、あさまちプロレスに乗じて、僕はSNSの話をしています。すると、この話を聞いていたAsa Kafeのオーナーの麻野さんからTwitterセミナーの依頼をもらいました。

さらには、9月25日のDJイベントのチケットも売れた!これは嬉しすぎる!

ね。過程を見せる事が何よりの広告になるでしょう。伝わりましたでしょうか。

 

言うまでもありませんが、SNSの話は本当に必要だと思うからしています。

クラウドファンディングの話も、事前にあさまちプロレスを題材にして、こういう話をしますと告知して話してます。きちんと伝えて、その通りに話すことです。

ここでうまく相手をコントロールしてやろうと思うと、うまくいきません。オープンにすることが大事なんです。もはや、相手を誘導するようなマーケティングは通用しないわけです。

ありのままの過程を伝えて、たくさんの人を巻き込んでみましょう。そうすれば予測もしなかった方向に話が進みます。この感覚がとても大事なわけです。

 

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