おはようございます。わいざんです。
突然ですが、自身で運営しているオンラインサロンを解散することにしました。2018年の1月に立ち上げてから約2年半、現在157人のメンバーがいるコミュニティです。
また、過去に入会してくれてた方々や、気になっている入会を迷ってる人もいるかと思います。その全てに「ありがとうございました」と、まずは言わせてください。
さて、今回はサロンを解散しようと決意した理由を伝えさせてください。立ち上げて人数が集まらなくて終了したサロンはたくさんあると思いますが、なんだかんだで150人以上います。一般人のこの規模で解散したサロンはないと思うので、ちょっとだけレアな話が聞けると思うのでお付き合いよろしくお願いします。
このまま続けても目的に届かない
わいざんサロンは2018年1月にスタートし、同年12月末日で150人を超えるスピードで成長してきました。一般人のサロンとしてはなかなかのスピードだと思います。
当初は僕のDJ活動の資金を創出するという意味合いもありましたが、おかげさまでDJ活動はギャラをもらって活動できるように成長し、サロンの意義も立ち上げ当初から変わってきました。
「大人が本気で楽しむ姿を見せる」
これが今のサロンコンセプトであり、僕らの目標です。大人が楽しむ姿は、子供たちの未来になる。僕の活動のベクトルをここに向かわせることに決め、その中心にサロンを起きました。
ただ、これだけだとフワッとしてるので、これを達成するための具体的な目標が必要です。それがガレージ構想と呼んでいたものです。
「エンタメガレージを作る」
ガレージというと「車を停めるスペース」を浮かべると思いますが、エンタメガレージとは車だけの意味ではなく、好きを集めた場所と定義しました。そして、いつか日本のどこかに巨大なエンタメ空間を作ろうと決めました。
その為に必要な仲間と資金を集めるのがわいざんオンラインサロンの役割でした。ところが、2018年の12月で150人を超えたサロンの規模は現在157人。そうなんです。1年半横ばいの状況が続いてるんです。
この1年半の間、様々なアプローチを試みましたが、成果を得ることはできませんでした。もちろん、興味を持って新しく入ってきてくれる人は毎月います。それに意味がないとはいいません。
僕らの活動に興味を持って入会してくれるのは嬉しいことです。ただ、果たしてその形はクローズドの有料コミュニティであるオンラインサロンでなければならないのか?ここなんですね、僕がこの決断に至った理由は。
クローズドであることのデメリット
オンラインサロンは、言うまでもなく閉ざされた空間です。そこに投稿している内容は原則共有不可。つまり、拡散性がないんですね。サロンオーナーはメンバーを満足させるアクションと、メンバーを増やすための告知のアクション、この二つをやっていかなければならない。
つまり、サロンを運営していくには「中のコンテンツ」と「外への発信」この両軸を回していかなければならないんですね。
そして、この両軸は「根性で量をこなすこと」でどうにかなるものではないということなんです。
毎日サロンに投稿し、外に向けて宣伝する。これ自体は根性さえあればできます。難しいことではありません。問題は、その中身です。
結論からいうと、軸になる強力なコンテンツを先に作り、圧倒的な存在感を示してからクローズドコミュニティを作る。これ以外にサロンの規模を拡大する方法はないと思います。
「強力なコンテンツを作りながら、広げていく」は無理です。なぜなら作りながらだと、最も最大瞬間風速をおこせる投稿をクローズドであるサロンコンテンツにしないといけないからです。最も広がる情報をクローズドにしないといけない。ここが最大のハードルでした。
閉鎖空間での希少性と、外へ向けての拡散性が両立しない。このジレンマが「果たして、今の段階でサロンをやるのはいい手段といえるのだろうか?」という疑問を産んだんですね。
クローズドコミュニティの価値とは?
もちろん、僕はクローズドのオンラインサロン自体を否定している訳ではありません。クローズドであることで、良いアイディアが生まれることもあるし、結束力が外に向けての活動を加速させることもある。
ただ、これを実現させる為に必要なのが流動性です。メンバーによってサロンが活性化された状態にならなければならない。この流動性を実現させるのが規模なんです。
規模があればあるほど、サロンの中で活躍することで自分へのリターンが大きくなる。今や多くのオンラインサロンが世の中には溢れてます。僕自身も有料だけでも10個以上のサロンに入っています。
入会して投稿をチェックすること自体は10個でもできるでしょう。ただ、そこで活動しようと思ったら数個…いや、ほとんどの人は多くてもふたつくらいが限界なはず。そうなると規模が大きく流動性あるサロンの優先順位が高くなるのは当然のことです。
クローズドコミュニティの価値を産むには、少なく見積もっても500人以上は必要だと思います。サロンを立ち上げた時、何もしなくても「この人のサロンなら入りたい!」と思って無条件で入会してくれる人が500人はいないと、流動性を産むのは難しい。
流動性が生まれれば、クローズドの価値も高まり、サロンが活性化する。それが外に伝わり規模が大きくなっていく。この500人というラインを「最も重要な内容を閉ざしながら超える」というのは無理だなってのがやってみてわかったことです。
本当にクローズドでないといけないの?
ここまで読んでどう思いましたか?人によっては「それでも150人に支持されてるんだからやるべきだろ!」って人もいるかもしれません。
ただ、冒頭で述べたように目的はあくまで「エンタメガレージを作る」ことで、それによって「大人が楽しむ姿を見せる」ことです。
150人の壁を突破できなければ、それを実現することはできません。150人の中には、僕らが掲げたその夢を信じて在籍してくれている人もいるでしょう。
この道では目的地にたどり着かないとわかった以上、違う方法を模索したい。そう考えてしまうのがわいざんという男なんです。叶わないとわかった夢で人をつなぎとめるのは嫌なんです。
さらに、支持してくれている150人は果たしてクローズドという形でないと今まで僕が提供してきたことは届けれないんでしょうか?ここなんですね、今回の決断に至った最大の理由は。
結論からいうと、僕はサロンを解散しても今までの関係性も続くし、情報も提供できると思っています。解散を発表してから、わいざんサロンが学びになってたから寂しいという声もいただいて嬉しい限りですが、僕の発信がなくなる訳ではありません。
僕の発信はオープンコンテンツになって、より多くの人に届くだけです。
クローズドである意味は、言ってしまえば「お金の問題のみ」でしかなかったんです。もちろん、夢を叶えるにはお金は必要で、そこを軽く考えているわけではありません。
むしろ、目の前のお金の囚われて自分の活動を広げることが鈍化しているのであれば、そこは一度白紙にしてもいいのかな、ということです。150人の規模となると月額15万円の売上。無くなってなんともない…訳はないのですが、そこは腹を括ってやるしかないのかなって思ってます。
いろいろ説明させてもらいましたが、一言でいうと「マネタイズが早かった」これに尽きます。まだ僕にはクローズドコミュニティを持つには影響力が少なすぎたんです。
周りではオンラインサロンを始める人も増えてきて、ようやくサロンも一般的になってきた空気を感じます。そんな中、逆に閉じるサロンがあってもいいのではないか。
サロンを作るには早すぎたと言いましたが、それもやってみたからわかったことです。僕にとってこの2年半はかけがえのない時間でした。めちゃくちゃ成長できたと思うし、本当に挑戦してよかったです。関わってくれた皆さんに本当にありがとうと伝えたいです。
念のため伝えておきたいのは、僕がこう考えるのは目的が「エンタメガレージを作る」に置いているからということです。目的が違えば、手段も変わってきます。規模を拡大しないサロンに価値はないとは一切思ってないのでご了承ください。
限られた時間で価値ある時間を過ごす
そんな訳で、わいざんサロンは解散します。
が!「ただ解散するのもおもしろくないな」と思い、解散にあたってある制限を設けました。それが100日後に解散するオンラインサロンです。
終わりが決まっていることで、濃密な時間を作ることができるんじゃないかなってことで決めました。その100日間で全力で僕の価値観や考え方、これから何をしようとしているのか?を伝えることが目的です。集まってくれた150人へのけじめの時間でもあります。
500人以上の規模でないとサロンは活性化しない、と前述しましたが、果たして終わりがある場合はどうでしょうか?
有限であることが価値を産むってことは100日後に死ぬワニが証明してくれたと思います。時間を有限にすれば、150人規模のサロンでも流動性を産むことができるのか?これは今しかできない実験なのでワクワクしてますね。
という訳でわいざんサロンの解散日は2020年10月7日。そこに至るまでの過程を現在サロンにて共有しております。
期間の制限ができたので、今までのクレジットカードの月額払いに加え、解散までの3ヶ月間の一括入会も申込方法に加えました。
今まで興味あるけど悩んでた方、サロンがどういう風に終わるのかを見てみたい方、もちろん過去に入ってて出戻りしてくれる方も。おもしろくしますのでこの機会…というか最後の機会なんで入会して見届けてください。
最後に、
この企画は電通は絡んでません。
もうひとつ最後に、
最終日にいきものがかりが新曲を歌ったりしません。
それでもいいという人の入会をお待ちしております。