こんにちは。わいざんです。DJパフォーマンスやコンサルの仕事をやってます。
昨日は親族の結婚式でした。
結婚式に行くたびに思うことがあって…最近各所で大事だと言われてる他者目線に関することなんですね。
これはあくまで今回の結婚式が、ここに書いてあることに該当してるとかそういうことでなく。
他者目線って多くの人が欲しがる成長のタネみたいなもんじゃないですか。
僕も完璧にできてるなんて微塵も思ってませんが、いろんなケースを知ったり考えたりすることで確実に1年前の自分より成長してる手応えがあります。
つまり、この文章は「自己成長したい」って人のヒントになるかもしれないから書いてるわけで、エピソードを見て「自分が該当する」って人を責めたい気持ちは微塵もないので、その前提で読み進めてください。
「これはオレのあのことを言ってるのか!」
「これはあの人のことを言ってるのか!」
と、勝手に怒ったり傷ついたりする人はここで閉じておいてください。あくまで自己成長のヒントになったらいいな…と思って書いてます。
結婚式に行くたびに嫌になること
結婚式に行くたびに嫌になることがあります。
それは、新郎新婦の友人の挨拶、主賓の挨拶で話を聞いてない人が多いこと。
聞いてないだけならまだしも、自分たちの話を大きな声でしている時。
ひどい時は、新婦から両親への手紙の時でさえうるさい時もある。
人が話してるシーンで、自分の話をしてる人に辟易します。
結婚式で久しぶりに会った友人と話が弾むのはわかる。
話の内容によっては、友人の挨拶など超身内ネタで聞いても分からないものがあるわけで、おもしろくないのもわかる。
その辺は全て「主役が望む場に来た立場」という点において全て我慢してマナーを守れ、と言いたい。
雑音は場を壊す
そもそも聞く気がない人にはピンと来ない話だと思います。でも、聞いてる人には「話し声」ってかなりのノイズになる。
もし、新婦が大切にしてる友人の話を、新郎側の友人が騒いでたら、どう考えても新郎の立場がないでしょう。僕はそれがすごく辛いんです。
新婦の大切な晴れ舞台に、新郎の友達のマナーが悪い。もし、新郎が気まずくて注意とかできなかったり、調子を合わせたことが亀裂…とまでは言わないけど、何かのわだかまりとして心に挟まったりしたら…
(これは新郎と新婦で逆も然りです。あくまで例えばの話)
僕はそんな場面に出会した時、主催でなければ止める権利はないのですごく悲しい気持ちになります。
そして、せめて…と思って、新婦友人の話をとにかく聞く。
そして、タイミングを見て「友人代表挨拶、よかったです。特に●●のエピソードが泣けました」と具体的な感想を伝える活動をこっそりしてる。
本当は僕以外にも聞いてる人はいるはず。でも、伝えなかったら「騒がしかった」って印象だけが残ってしまうかもしれない。
そんな悲しい晴れの舞台、1件でも無くしたいじゃないですか。
聞いてる人がいるってことを伝えれば、騒がしかったが上書きされるんじゃないかと思います。
常に誰かが、この役割を買って出ればいいなって思わずにはいられません。
嫌なら行かなくていい
結婚式は無駄とか、時代遅れとか…知らん人の話聞かされてもなぁ…とか、反論したくなる気持ちもあると思います。
そーゆー価値観の話はこの場合どうでも良くて。
それを言うとしたら招待された時。僕はそこでキチッと断るのはアリだと思う。
それは親族でさえ踏み込めないことだとすら思う。嫌なら行かなくていい。これは失礼には当たらない。
でも、列席したらもう、自分の価値観とかは置いておいて、主役を祝うことを優先的に考えよう。僕はそう思います。
これは結婚式の例ですけど、いろんなことに当てはまると思います。僕は他者目線の始まりは、相手の嫌なことを取り除いてあげたいなって気持ちを持つことだと思います。
人で考えると難しいかもしれないけど、場で考えるとわかりやすいんじゃないかなと思って。
人が話してる場、聞きたい人がいる場ではどう考えても聞きたい人がいる場が優先されるべきなんじゃないかな。相手の気持ちを考えることは難しくても、マナーならわかりやすくないですか。
僕だったら嫌ですから。自分の大切な人が話してる時に、騒いでる人が友達だったら。
失敗は誰にでもある
とはいえ、僕もやってしまう時がある。だからこそ、注意を受けたら心底「ありがたい」と思う。
失敗をなかったことにするには、やり過ごす、言い訳するのではなく、謝ることのみだと思う。僕がそういうことをしてしまったら間違いなく謝る。
それを無くして、なんでもありの多様性ってのは受け入れる自信がない。
そう思うのは冒頭に書いた通り、前提が自己成長にあるからです。自己成長に視点をおけば、別に今できてないことや、今の失敗を指摘されても問題なくない?
僕が主役の場で、誰かが話を聞くべき時に騒いでたら、帰れって言うと思います。
で、考えてみて欲しいんですけど、当然そんなこと言いたいわけがありません。それを言うことでも場の雰囲気が悪くなるわけで。言いたいはずがありません。
こう見えて、腹が立たない…とは言わないけど、発言の前にグッと堪えて考えるタイプです。めちゃくちゃ考える。(本当に怒ってる時はその限りではない、ごめんね。そこは未熟者です)
ただ、言わないと一生後悔するかもな…って思った時、僕は言います。
結婚式のたびに、頼まれてもないのにこんなことを思い出します。注意する人って多分、悪気なんてないんではないかなって思う。
注意や指摘に悪意はない
少なくとも僕は注意する時に悪意はない。ただ、今この場で誰を守るか?(自分も含む)を考えて精一杯やるだけ。
そう思うと苦言を呈してる人の気持ちが痛いほどわかる。
だから僕は自分が苦言を呈す時、同調を望むはずもない。だって場を守るために行ってるわけですから。同調はそれと最も遠いところにある。
誰かが怒ってる時、同調をやたら恐れる人がいます。それはきっと嫌な思いをしたことがあるが、自分が注意する時に悪意があるかのどちらかだと思います。
そこさえ理解すれば、場を守る為に怒ってる人に湧いてくる感情は「感謝」なんじゃないかなって思うんですよね。
守るべきお客さんを間違わない
僕はDJをやっていて、先日大阪でライブしました。ライブ中に曲を聞きたい人がいるのにうるさいシーンがあったので「静かにしましょう」って注意しました。
いろんなことが頭にあって、なによりも場の空気を壊したくないと思ってたけど、注意せずにはいられなかった。
注意することで逆に演者のハードルは上がると思います。それが本当に申し訳ない。ただ、それでも真剣に聞きたい人の心に「うるさくても主催者は守ってくれなかった」を残したくなかった。
先ほどの結婚式の事例のように、誰かが伝えることで「聞いてくれる人もいるんだなやってことが残ればいいと思うんですよ。
僕は去年出演したあるイベントで、演者が演奏してる時にお客さんが騒いでるのが心底嫌な日がありました。
演奏者はプロなんで控え室では「こういう日もあるよねー」って感じで、そこは流石だなぁと思いつつも、ゆっくり音楽を聞きたいなってこの場に来た人のことを思うと胸が張り裂けそうになります。
悪気があるなんて思ってないんすよ。つい…楽しくて話してしまう。騒ぎたくなってしまう。
主催者も、イベント慣れしてなくて、きっとそこまで気が回らないってのもあると思う。
誰が悪いわけでもない。音楽イベントに慣れてないだけ。主催する人も、お客さんも慣れてない音楽イベントに来る機会が増えてるだけ。そしてそれ自体はすごく良いこと。わからない人は来るなって言いたいわけじゃない。
だから、お客さんも成長すればいいと思うだけなんすよ。ほんとそれだけ。それだけの為にこれを書いてる。責めてないです。
出来ることなら誰もが楽しめる場であってほしいなって常に思ってます。
まわりと一緒に成長していく
ファンが褒められると、私たちも嬉しいって言い続けて成長したアイドルグループがいます。
それがももいろクローバーZ。
ももクロ陣営は徹底的に「迷惑をかけるお客さんは来なくていい」と言い続けた。その層に顰蹙を買うこともあったかもしれないけど、守るべきお客さんを間違わなかった。
今ではファンに「自分たちの振る舞いでももクロちゃんたちの評価を落とすことは絶対にしたくない」という意識が芽生えてます。
DJわいざんのファンには、DJわいざん以外の演者のパフォーマンスもしっかり見てほしい。
共演したアーティストさんから、DJわいざんのファンってすごくマナーがいいし、イベント全体を楽しもうって意識が嬉しいよねって言われたい。
僕もまだまだ未熟です。謙遜ではなく、そう思ってないと成長できないから。一緒に成長していきましょう。
自分だけが楽しいで行動するのではなく、自分の行動が大切な誰かの評価を落としてしまうことになる。
その判断は難しいものなのかもしれないけど、この場は誰のためのものなのか?をしっかり考えるといいのではないかなって思います。
人の気持ちは難しい。でも、場で考えるとわかりやすい。これが他者目線を養うことへの一歩目だと思います。