【感想・セトリ】ユニコーン100周年ツアー“百が如く” 広島・呉信用金庫ホールDAY2

こんにちは!わいざんです。今日は好きな音楽の話を。2019年10月13日。楽しみにしていたユニコーンの100周年ツアー呉公演に行ってきました。

何歳になってもカッコいいおっさん達

大学の頃、仲良かった先輩にCDを貸してもらってからハマったユニコーン。残念ながらその時すでに解散しておりました。1998年の事です。

その頃はまだネットも今ほど普及してなくて、アルバムを揃えるために広島中のブックオフを探し回ったなぁ。きんちゃく袋に入った服部の初回限定版が欲しくて探しまくった。見つけた時は死ぬほど嬉しかったなぁ。

そんな思い入れのあるユニコーンが復活したのが2009年。ライブで見ることはできないんだろうなぁって諦めてたので歓喜した。ユニコーンを知らない世代であろう隣の席の新入社員に「ちょっと!ユニコーン復活だって!今年!!」って興奮気味に伝えて若干引かれたのを覚えてる。

これはライブに行くしかない。チケットを手に入れて広島グリーンアリーナで行われた蘇る勤労ツアーに参戦。初めて生のユニコーンを見る。緞帳が落ちて現れた5人の姿に震えた。

2009年蘇る勤労ツアー

画像引用:https://natalie.mu/music/gallery/news/17219/24433

ファンになった時は大学生だった僕もその時30歳。すっかり大人になってしまった。学生の時はよくわからず聞いてた働く社会人を皮肉ったような歌詞も「ああ、そういうことか」って味わえるようになっていた。

そんな僕の前に現れたユニコーンの5人は変わらずカッコよかった。いや、変わらずといっても初めてみるんだけど。買いあさったDVDの中で見た若かりし頃の姿しか知らない。けど、おっさんになって曲がようやく追いついたって感じがして「今が全盛期なんじゃないか?」っていうくらいハマってた。この予感は的中となる。

復活したバンドは数多くあるけど、どうしても昔と比べられる。ユニコーンに関しては続いてるって感じだった。止まっていた時がようやく動き出したって感じの。若いころに作った曲が、おっさんになった今こそ味が出るってどれだけすごいんだよ!

あれからさらに10年。のらりくらりと活動を続けてくれてることを本当に嬉しく思う。そんなユニコーンの100周年記念ツアー。楽しみでしかたない。

2019年はユニコーン100周年

画像引用:https://natalie.mu/music/gallery/news/350442/1252860

ところで、ユニコーン100周年って聞いて「あれっ?」って思いませんか?

バンドが100年続くって普通に考えたらあり得ないですよね。ユニコーンと言えば奥田民生が思い浮かぶと思いますが、どう考えても100歳のわけない。100歳だとしても、生まれてすぐバンド活動をしたとしてようやく100周年。いくら奥田民生と言えどそんなわけない…いや、書くまでもないか(笑)

このユニコーン100周年には方程式があるんです。ファンにとっては当たり前になったけど、まずそこをしっかり伝えておかなければ「100周年ってどういうこと?」って思う人続出でしょう。

ユニコーン100周年、それは…

  • ユニコーン再始動10周年
  • ABEDONが加入し現メンバー体制となった、アルバム『服部』から30周年
  • ドラム川西幸一還暦、つまり60周年

これらを足して100周年ということなんですね。若干こじつけにも見えるようなことにもかかわらず、大々的に100周年ツアーってやっちゃうところがユニコーンの魅力なんですよ。

2019.10.13 広島・呉信用金庫ホール セットリスト

※記事サムネイルに画像引用

この日のセットリストはアンコール含め17曲。100周年ツアーにちなんで100分できっちり終了というライブでした。

01. M&W
02. すばらしい日々
03. おかしな2人
04. That’s Life
05. GoodTimeバレンタイン
06. Lake Placid Blue
07. 7th Ave.
08. でんでん
09. 服部メドレー
 ジゴロ
 服部
 デーゲーム(歌詞が珍しく目覚めの良い木曜日)
 パパは金持ち
 ペーター
 人生は上々だ
 君達は天使
 服部
10. 4EAE
11. 55
12. 半世紀少年
13. チラーRhythm
14. Boys & Girls
15. あなたが太陽(呉ver.)
16. Zero
~アンコール~
17. HELLO

100分と聞くと短く感じるけど…あっという間だったけど…見ごたえバツグンのライブでした。めちゃくちゃよかった!

呉公演は2days。僕が参加したのは2日目のみで、前日からの変更は15曲目のあなたが太陽のみだったようです。「ジュレ―」のところが呉にちなんで「クレー」になっているレアverだったのが嬉しかったですね。

ユニコーン100周年ツアー“百が如く”感想

オープニングからラストのHELLOまで全部よかった。けど、何より伝えたいのは50歳を過ぎたメンバーがカッコよく、楽しそうに音楽をやっている姿を見てめちゃくちゃ勇気をもらえたってこと。

ドラムの川西さんなんて今年還暦ですよ。にもかかわらずパワフルなドラムは健在。リードボーカルを務める半世紀少年はライブで聞くと化ける。もちろん新曲もいい。なんてカッコいい60歳なんだ。

再結成してから10年。服部から30年。最年長の川西さんが60歳。こじつけに思えた100周年も、どれもしみじみしてしまう。

ユニコーン再始動10周年

生では見れないと思ってたユニコーンが復活してからもう10年も経つ。再結成したバンドって、どうしても旧曲を求められがちだけどユニコーンは違う。新しくリリースされるアルバムに毎回ワクワクさせられるし、ライブで聞きたい曲がどんどん増えていく。間違いなく“今“が最高のバンド。

何がすごいって復活第一弾シングルでライブの定番で使われてきたWAO!が今回セットリストに入ってないんですよ。それで成立してる。どれだけこの10年が濃かったかを思い知らせてくれる。新曲のチラーRhythmもCDの時点でカッコいいなって思ってたけど、ライブで聞くと最高のディスコサウンド。気分よく踊れる。濃密な10年をマジでありがとう。

服部から30周年

ABEDONが加入し、今のメンバーになって服部をリリースしてから30周年。その服部の収録曲を中心に服部メドレー。メドレーって言っても綺麗につないでいくわけじゃない。盛り上がってきたところで容赦なくぶった切る終わり方も民生らしい。

服部というアルバムは、遊び心満載のユニコーンの原型みたいなアルバムなんだけど、それが今も変わらず進化して受け継がれてるのが嬉しい。これぞユニコーンなんだよなぁ。ABEDONがユニコーンに入ってくれてよかった。

ドラム川西幸一60周年

最年長の川西さん。川西さんが元気な姿でパフォーマンスを見せてくれることにたまらなく喜びと感謝を感じる。

2015年、ユニコーンは予定していた夏フェスをキャンセルすることになった。理由は川西さんが脳梗塞を発症したからだった。僕らファンは、あの時「ユニコーンが元気な姿で音楽をやってくれるのは当たり前じゃない」と思ったはず。

けど、その後のライブでネタのように水をたくさん飲みながら復活してくれ、そこからは当たり前のように元気な姿を見せてくれてる。

当たり前じゃないけど、当たり前のようにいてくれる。それがもう何より嬉しくて。

還暦おめでとうございます。これからも体に気をつけて元気な姿を僕らに見せてください!

ユニコーンからもらってるもの

こじつけに見えた100周年も、味わってみれば納得。続けてくれてありがとうって気持ちしかない。僕は今年で40歳だけど、50歳を超えて今なおカッコいい大人たち、楽しそうな大人たちを見ると未来は明るいなって気持ちになれる。

ユニコーンの音楽が好きでライブにいってるんだけど、いつも音楽以上のものをもらって帰ってる。それは何歳になっても人生楽しめるよ!っていう姿勢。これが僕が一番ユニコーンからもらってるもの。

今年の元日、ユニコーンが掲げたスローガンは「働き方改楽 なぜ俺たちは楽しいんだろう」だった。ライブが終わった後、スクリーンに映し出された働き方改楽の文字。写真撮っておけばよかった。

仕事を楽しんでる大人はカッコイイ。僕もそんな姿を見せれるようにがんばろうと思った。ユニコーンのライブは活力をくれる。全く気負った様子もなく、ゆるく自然体でそれをやってのけるユニコーンを好きで本当によかったと思えた日でした。

【感想・セトリ有】 「ユニコーン ABEDON50祭 サクランボー 祝いのアベドン」 気志團を見て思ったこと

2016年7月31日

最後まで読んでくれてありがとうございました!僕もこれからは呉を中心に活動していこうかと思います。(※嘘です)

呉氏もユニコーンに会いに来てましたよ!

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