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DJわいざん 横山文洋（yzan）

迷ったら原点を思い出せ！FUNKIST20周年ライブで僕が感じたこと

昨日は午後から岡山へ。DJわいざんパフォーマーのこな子と合流してある用事へ。ポイントはお互い15時過ぎくらいから岡山駅に着いてたのに、実際に合流したのは17時過ぎだったということ。

こな子とは、よくライブでいろんな地域に行くことがあるけど、こんな感じで自由行動なのが非常に楽。心地よい。なお、表情が真顔なのは演出です。仲良しです。ご心配なく。

さて、ある用事とは何か？ってのが気になるところだと思うんですが、あるバンドのライブに行くためです。そのあるバンドとは…

FUNKISTのライブへ

そう、FUNKISTさんです。僕の活動を長く見てくれてる人はご存知だと思いますが、僕のDJ活動において重要な意味を持つバンドです。

FUNKISTとの関係

これは2年前の9月25日の写真。FUNKISTのアルバムツアーにDJわいざん&森森子として出演した時のものです。なつかしい。

もともとはDJダイノジさんへの出演オファーだったんですが、スケジュール都合でダイノジさんは出れなかった。普通ならそこで終わりですが「それならこいつ（DJわいざん）出してみたら？おもしろそうだから」というハチャメチャな理由で紹介してもらって出演になりました。

サラッと書いてますが、当時の僕はDJ始めて3ヶ月。オファーもらったのはデビューの翌日という…ど素人中のど素人です。紹介する方もぶっ飛んでますが、出す方もぶっ飛んでます。すごい人たちです。

20周年ツアー広島公演に出演

今回のツアーはFUNKIST20周年ツアー。

バンドとして大きな節目である大事なツアーです。その広島公演にDJわいざんに出演オファーいただきました。今回は代打ではなく直オファーです。嬉しかったし、背筋が伸びる思いでした。今もそうです。伸びきってます。

「これは気合い入れておかないとな…」と考えた僕は、ツアーの雰囲気を見ておきたいし、そもそもFUNKISTのライブを見たいということで、こな子と打ち合わせして岡山公演へ行くことに。この目でしっかりとライブを見て広島公演に活かそうと思います。

二人目のジャイアン、セックスマシーン

会場に入ると、すぐにボーカルの西郷さんが声かけてくれて楽屋に案内してくれました。

この日に出演する二人目のジャイアン、セックスマシーンの皆様にも挨拶することができました。この3組は2年前に一緒に出演させてもらったバンドなんですね。あの日を思い出してグッときました。

そしてライブ開始。両バンドともこの日のパフォーマンスも最高でした。本当にカッコいいし、突き抜けてる。勇気をもらえるパフォーマンスってこういうことだなって改めて実感。

ライブで感じたこと

そしてFUNKIST。めちゃくちゃよかった。二番手のセックスマシーンがビビるほど盛り上げてて、MCでは「セクマシの後はやりづらいわ〜」と冗談っぽく言ってましたが、始まってみると圧巻。この日出演の3バンドは比べてどうとかでなく、どのバンドも突き抜けてる。

スタイルを貫く姿勢

MCでボーカルの西郷さんは言う。

昔、あるジャンルの音楽が流行った時、大人たちにそれを求められた。でも西郷さんは売れ線を狙わず自分のやりたい音楽を貫いた。

そして、自分のやりたい音楽を続けて20周年を迎えたことを幸せに思う、と。

売れ線を狙うのが良い悪いとかではなく、自分のやりたいことを貫いてる姿勢がカッコいい。続けてるのがカッコいい。20年もカッコ良くあり続けれるバンド。それを見るだけでいろんなことを感じる。みんなも見た方がいいと思う。大事なものがたくさん詰まってる。

自分は貫けているか？

西郷さんの歌を聴きながら、何度も自分に問いかけた。

「僕は自分を貫けてるだろうか？」

僕はミュージシャンではない。DJとして自分の流したい曲を流してるだけ。ライブに来るといつも思うけど、やっぱり生音はいい。想いが乗ってる生音はさらにいい。バンドにはかなわないなっていつも思う。

だからこそ、流す曲には想いを込めないと。ただ盛り上がる曲を流してるだけだと何も伝えられない。DJとは究極に自分をさらけ出すことだ。僕の心を動かしてきた音楽を、僕の言葉でみんなに伝えないと。

2年前と比べて少しはDJにも慣れてきた。いろんな舞台を経験させてもらって少しは上手くなってきた。

でも、多少上手くなったからといって、僕の価値はそこじゃないだろう？

ビビってお客さんに媚びるパフォーマンスをしてないか？こなれてきて「こうやったら盛り上がる」という方程式みたいなので勝負してないか？そんなDJなら本気のバンドの中に混じってお客さんの心に何かを刻めるわけがない。

FUNKISTとのライブは僕の原点だった

少し前にDJわいざんのPVを作ったんだけど、その時に過去のパフォーマンス映像を見直してました。そこで気づいた。

2年前のFUNKISTツアーでの僕が何より楽しそうなことに。

この日に僕が流したセットリストは、今見ると「なぜ？」と思うようなシロモノ。共演した森森子さん（DJダイノジパフォーマー）が難色を示したのも今となってはよくわかる。

あの時、森子さんと何度も話した結果、僕は「どうしてもこれでやりたい」と自分を通した。森子さんは折れて、最高のパフォーマンスをしてくれた。こな子もがんばってくれた。

相当追い込まれて、最後に思ったのは僕が僕の流したい曲をやらないと、DJわいざんが出演する意味はないと思った。技術だけでいくと底辺です。でも出演させてくれた。だったら下手でも自分らしくやらないと意味ないだろうと。これが僕の原点。

あの日の僕は本当に楽しそうにパフォーマンスしてた。今ももちろん楽しいんだけど、慣れてしまった分だけどうしても上手くやろうとしてるところがある。

慣れてきた、上手くなってきたのは良いこと。でも、それに頼っちゃダメだ。今のタイミングで原点とも言えるあの日のライブを思い出せて良かったと思う。

デビューして3ヶ月のひよっこな僕がプロのバンドのステージに立った。その原動力となったのは何か？FUNKISTの音楽はあの頃と軸は変わらないまま進化してた。僕も根っこの部分は変わらず進化したい。そういうのを目指さないと。

みんなも今、挑戦してることや楽しんでることがあるだろうと思う。日々、いろんなことに触れて成長していくと迷いもでるだろう。初心者の頃には手札が少ないから迷いようがない。慣れてくると迷いが出てしまう。初心者の頃の良い勢いが成長と共に削がれていく。そんなことってあるでしょう。

そんな時は原点を思い出して欲しい。原点を保ったまま、成長することを目指してほしい。FUNKISTのライブにはそれがある。そんな大事なことが伝わってくる。

まとめ

ボーカルの西郷さんは言う。今はYouTubeでいくらでも音楽が聞ける時代。だけど、やっぱりライブが好きだと。ライブにこだわっていきたいと。その場に集まった全員で作るライブ。同じものは二度とない。明日誰かが死ぬかもしれない。そうなっても悔いがないように、今この瞬間を感じろ！と。

FUNKISTのライブはまさにそうで、お客さんもそれに応えてた。熱い夜だった。この日しかない、この日集まった全員でしか作れない空間だった。

そこまでライブにこだわるFUNKISTが、大事な20周年ツアーに生演奏でないDJの僕を出演させてくれる。これは生半可な気持ちでは望めない。その日しかできないライブをしないと。お客さんと一体感を作り、自分の伝えたいこと全てをぶち込んだ時間を届けないと。気合いが入った。

ライブハウスはフェスや祭りとは違った雰囲気。馴染みがないと来にくいかもしれないけど、ライブハウスで爆音で聞く音楽はすばらしいよ。徹底的に僕の好きな音楽をこの日はみんなに伝えたい。

昨日は子供も来てました。この写真は昨日のじゃないけど。どんな風に見えてるのかなぁ。

SNSで誰もが自分を発信できる時代。大事なのは自分を表現することだと思う。そういうことは音楽やライブから何よりも学べる。

11月3日の広島。ライブハウスにDJわいざんを見に来てください。熱い夜にします。プロのミュージシャンから「影のMVP」と言われたあの日のように。

↑二年前のライブ後の二人目のジャイアンボーカルのMasaさんのツイート。

県外からも広島観光と合わせてどうぞ。マジで来てね。終わったらみんなで打ち上げも行きましょう！

FUNKIST20thツアー広島公演チケット

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